【Top FC08】壮絶な打ち合いの果てにキム・ドンギュがハン・ソンファにアイポーク、NCに
<フェザー級/5分3R>
ハン・ソンファ(韓国)
NC 2R
キム・ドンギュ(韓国)
細かいステップを踏み、ケージ際を移動するソンファが前に出て左ハイ、続いてドンギュが出てくるとヒザヒザをボディに入れる。一瞬の組み合いから離れ、右ストレートを打ち込んだソンファ。続いてフックを打ち込もうとするドンギュに打ち下ろしの右を入れる。ドンギュもスピニングバックフィスト、左ミドルと多彩な打撃を見せ一歩も引かない。ソンファは一気に距離を詰めて右アッパー、続く局面でも右アッパーを決めてダウンを奪う。
すぐに立ち上がったドンギュだが左フックを被弾し2度目のダウン。バックからパンチを連打するソンファは、ドンギュが立ち上がるとヒザを織り交ぜながらパンチを連打しダブルレッグで一気にテイクダウンへ。ガードを取るドンギュに左右のパウンドを集中させるソンファ。全般的にストップの遅いトップFCのレフェリー陣、パウンドを打ち疲れたソンファだが、試合がスタンドに戻ると、パンチから左右のヒザをボディと顔面に交互に入れていく。ドンギュはここでスピニングバックフィスト、これをモロに受けたソンファの動きが止まる。そのままフックの連打でラッシュを掛けるドンギュ、ソンファはタイムに救われる形となった。
2R、ドンギュがまず左フックをヒットさせる。ソンファは右アッパーから組み付いてドンギュをケージに詰める。バックに回ったソンファは、ドンギュのヒザ十字狙いを防いでバックに。ここで前方に振り落されるも、両者スタンドへ。間合いを測るソンファが左ストレート、アイポークがあったと中断を要求する。しっかりとインターバルを取ったソンファの左目は腫れ上がっているか。目を瞑ったままのソンファは試合続行への意思表示は見せない。ドクターチェックにも、ソンファは首を横に振る。その表情からも気持ちは途切れてしまったようだが……。ドクターが引上げ、レフェリーが協議の結果、ノーコンテストなった。バチバチの殴り合いは、再戦必至の残念な終わり方となった。