【Top FC08】オープニングのフライ級はウズベキスタンのガバロフがスプリット判定勝ち
<フライ級/5分3R>
ファロモン・ガバロフ(ウズベキスタン)
Def.2-1:30-27,30-29,29-30
グォン・ミンス(韓国)
蹴り足をキャッチしパンチを入れるガバロフ。機制を制されたグォン・ミンスはヒザ蹴りから組み付く。逆にケージにグォン・ミンスを押し込んだガバロフは、押し返されそうになると思い切りケージを掴むがレフェリーは流す。結局、テイクダウンに成功したのはグォン・ミンス。そのままマウントを奪い、バックマウントへ。ガバロフが立ち上がろうとするがキムラで捉えてバックをキープする。耐え切れなくなり腹ばいになったガバロフの背中が伸びる。
再び立ち上がったガバロフに対しグォン・ミンスは落とされながら、腕十字へ。パンチを落とすガバロフが腕を抜いて、左右のパウンドを入れる。立ち上がったガバロフはガードを取るグォン・ミンスに左右のローを蹴って、ボディにパンチを振り落す。蹴り上げを担いでパンチを入れるガバロフ。グォン・ミンスが立ち上がったところで初回が終わった。
2R、グォン・ミンスの右フックをかわしてガバロフが左フックを入れる。グォン・ミンスの左ハイは軽い。ブロックしたガバロフはグォン・ミンスのワンツーをよけて、思い切り右オーバーハンドを見せる。グォン・ミンスもラウンド中盤に入り、勢いのある右ローを蹴り込む。ガバロフはガードの上から左ハイ、ワンツーでグォン・ミンスを後退させる。ローを引き続き受けるガバロフは、ローに左を合わせようとする。グォン・ミンスは左ミドルを入れ、右ミドルも右フックを被弾する。ガバロフのパンチはやや遠く、グォン・ミンスのローの距離で試合が続く。ローが当たればパンチも入れることができそうなグォン・ミンスだが、パンチの交換は苦手なのか、そのままロー止りだった。
最終回、引き続き右ローを蹴り込むグォン・ミンスだが、右ハイから左フックを受けて下がってしまう。ガバロフはローを蹴られながらフックを振るって前へ。しかし、やや疲れたか口が開き気味に。一定のテンポで打撃を出し続ける両者、スピードに欠けており、こうなるとパワーに優るガバロフが優位となる。気が付けば右目を大きく腫らしたグォン・ミンスは、右ロー以外の有効打がない。そのまま試合は残り2分に。右フックから左ミドルを決めたガバロフに対し、グォン・ミンスもショートを連続で見せるも距離が合わない。大きな声をあげながら右ハイ、右フックを伸ばすガバロフ。グォン・ミンスも左をヒットさせるが、直後に連打を受けて下がる。ガバロフは中途半端な後ろ回し蹴りに失敗し、フックを顔面に受け試合はタイムアップに。結果、2-1のスプリットでガバロフに凱歌があがった。