【Bellator95】仕切り直しのデブラス、ヒジ&パウンドでTKO勝利
<188ポンド契約/5分3R>
トム・デブラス(米国)
Def.2R終了時by TKO
カーロス・ブルックス(米国)
元UFCファイターのデブラス。一時は引退を決意したが、ベラトールで仕切り直しに臨む。荒い打撃の攻防から、ブルックスが組みつくと、デブラスは跳びつきガードからギロチンへ。そのまま引き込むが、極め切れずガードを強いられる。左脇を差し、ハーフガードの態勢を取ったヒカルド・アルメイダの黒帯はフルガードに戻すと、ブルックスがスタンドへ戻る。
スピニングバックキックから、左ジャブを伸ばすブルックスは勢いのある右を伸ばす。ブルックスの左ローをキャッチしきれなかったデブラスだが、両ワキを差してアウトサイドトリップ。この小外掛けではテイクダウンを奪えず、シングルに切り替えたデブラスは、無理をせず距離を取りなおした。
ブルックスの左ローに対し、デブラスは左を伸ばしながら組みつくもヒザ蹴りで急所を蹴り上げられてしまう。試合は一旦中断するが、5分も待つことなく再開。ブルックスがショートのアッパーやローで距離を詰めていく。デブラスは打撃のプレッシャーを受けながらシングルレッグへ持ち込むも、テイクダウンを奪えないままブルックスが体を入れ替える。距離を取った両者、ブルックスの左フックがデブラスの顔面をかすめ、そのまま距離を詰めて両者の拳が交錯したところで初回が終了。ブルックスが打撃のプレッシャーで上回ったラウンドとなった。
2R、左ジャブでデブラスの踏み込みを止めに掛かるブルックス。デブラスが前に出ても、ショートフックからスッとバックステップで距離を取りなおす。懸命に右を振るうデブラスは、シングルレッグダイブでテイクダウンを奪うと、ブルックスに背中をマットにつかせることに成功する。
クローズドガードのブルックスに対し、デブラスは頭をつけて効果的なパウンドが落せない。細かいパンチを落すデブラス、その頭を抱えるブルックス。残り90秒となり、上体を起こしたデブラスが左右のフックやエルボーを落す。大きなダメージを与えることができなかったように映ったが、右目が塞がったブルックスは3Rを戦うことができず、デブラスがTKO勝ちを収めた。