この星の格闘技を追いかける

【RFC11】久米鷹介(03)「『テーハミングー』の中、戦いたい」?!

Hatsu, Neko&Kume

【写真】「夏ごろには次戦」という日沖発と極地的に話題の猫トレーナー。そして、試合を2週間後に控えた久米鷹介のTeam Oncilla。猫トレーナーはゴールデンウィークに柔術デビューを控えるなか、韓国まで足を運び久米をサポートする(C)MMAPLNET

13日(土・現地時間)にRFC最大のビッグショーRFC11でナム・ウィチョルと対戦する久米鷹介インタビュー最終回。

ナム・ウィチョル戦に引き続き、アジア最大規模の大会を開催するRFCについて、久米に語ってもらった。

<久米鷹介インタビュー、第一弾はコチラから>
<久米鷹介インタビュー、第ニ弾はコチラから>

――先手必勝で攻めてこられた場合、普段は非常にシャイな久米選手ですが、打撃を受けるとカッとなり、ミット打ちとは質の違う打撃になってしまう一面があります。

「ダメですよねぇ(苦笑)。アゴが上がってしまって……。アゴを上げることはできないです。とにかく、こんなに強い相手と戦わせてもらって幸せです。僕は日本で名前のあるファイターと戦ってきたわけではないので、ソウルで韓国最強のライト級ファイターと戦える機会を大切にし、思い切りぶつかっていきたいです。

王座決定戦ですが、僕がチャレンジャーだと思っています。ベストを尽くして戦うだけです。どういう風に自分が評価されているのか分からないですが、怖さは感じています。ナム・ウィチョル選手と同じような強い選手と、米国まで行って戦うなら、一気に不利になると思います。ただ、時差もなく移動も少ない韓国での試合なので、五分の条件で戦えるので、本当にベストを尽くすだけです。

RFCは凄くフェアです。レフェリングではストップが遅いように感じられることはありますが、地元判定のようなモノは感じたことがないです。でも、決勝ですし会場の雰囲気は変わってくるかもしれないですね。サッカーみたいに『テーハミングー』っていう大歓声のなかで、戦ってみたい気もします(笑)」

――ミノワマン×イ・ウンスのRFCミドル級選手権試合がなくなったこともありますが、ヨアキム・ハンセンやティエリー・ソクジュを押しやってのメイン出場になります。

「凄いメンバーですよね。ただ、ヨアキム・ハンセンだとかソクジュって、目につくファイターだと思うんです。だから、僕的にはルイス・ラモスを招聘して、大々的にクローズアップしているところを見ると、しっかりと実力を見究めてオファーを出しているんだと思いました。

こんな素晴らしい大会で戦う機会を与えてもらえているので全力で練習し、良い試合をしてベルトを巻きたいです。これだけ強い選手を集めているRFCのベルトを巻いて、『日本から強い選手を呼ぶことができた』と思ってもらえるよう頑張ります」

――ハヤブサの道着を着て、ケージに上がると問題になりそうですが……。

「……(苦笑)。まぁ、色々と歴史的な認識があり、韓国と日本の間にも色々とあったでしょうが、僕らが戦うMMAはスポーツです。スポーツと政治は別です。スポーツの場に政治を持ちこむことなく、政治は政治家に解決してもらい、僕はスポーツマンとしてベストを尽くして戦いたいと思います。

僕も韓国で試合をして、韓国人選手に勝っても試合後にサインや握手、写真撮影をお願いしてもらえます。『韓国で試合をしてくれありがとう』っていう温かい言葉ももらいました。僕が勝ち進むことを歓迎してくれているという雰囲気も感じてきました。だから、しっかりとチャンピオンになりたいです」

――チャンピオンになると、専属契約になるのですか。

「防衛戦を一度行うということは、契約に入っていると聞いています。ただ、RFCは良い選手を集めてくれていますし、UFCをリリースされたルイス・ラモスを招聘しているように、ライト級でもそういう選手とRFCで戦っていくことができるかもしれない。

本当にRFCはMMAを普及しようと頑張ってくれていますし、ジョン代表とスタッフの方に『カムサムハムニダ』と言いたいです。もちろん、ナム・ウィチョル選手に勝つことは大変ですが、勝ってチャンピオンになることが夢と感じられるのが、今のRFCだと思っています」

――では4月13日の夜が、パーティになることを願っています。

「ありがとうございます。ただ、勝ってもパーティでなくホテルで大人しく過ごします……(笑)」

■RFC11対戦カード

<RFCライト級T決勝/5分3R>
ナム・ウィチョル(韓国)
久米鷹介(日本)

<フェザー級/5分3R>
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー)
ソ・ドゥウォン(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ティエリー・ソクジュ(カメルーン)
ウィ・スンベ(韓国)

<ミドル級/5分3R>
ミノワマン(日本)
ソン・ヘソク(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
ルイス・ラモス(ブラジル)
チャ・ジョンファン(韓国)

<ライト級/5分3R>
ムラット・ハズガン(トルコ)
イ・ヒョンソク(韓国)

■Young Guns07対戦カード

<RFCバンタム級T準決勝/5分3R>
第5試合の勝者
第4試合の勝者

<RFCバンタム級T準決勝/5分3R>
第3試合の勝者
第2試合の勝者

<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
イ・ユンジュン(韓国)
キム・ホジュン(韓国)

<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
アラン・ヨシヒロ(日本)
ソン・ミンジョン(韓国)

<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
クァク・ミョンシク(韓国)
ホン・ジュンギ(韓国)

<RFCバンタム級T準々決勝/5分2R>
佐藤将光(日本)
ムン・ジェフン(韓国)

<RFCバンタム級T補欠戦/5分2R>
イ・ギルウ(韓国)
キム・ソンジェ(韓国)

PR
PR

関連記事

Movie