【TUF21】締まらない試合は大差でサリバンが判定勝ち
<ウェルター級/5分3R>
ジョージ・サリバン(米国)
Def.3-0:30-25,29-27,29-28
ドミニク・ウォーターズ(米国)
サリバンが左ローを2発、さらに左から右ローを見せウォーターズのパンチに距離を取る。手こそ出すが、打撃戦は苦手そうなサリバンに対し、ウォーターズが右フックを振るって前に出る。急ぎ真っ直ぐ下がるサリバンは、続いてワンツーを被弾してケージ際に後退。左右のフックを受けあたふたとしたところでウォーターズがテイクダウンへ。尻餅をついたが起き上がったサリバンに対し、ウォーターズも頭を下げてパンチを振るっていく。
そのウォーターズは右を被弾した直後にテイクダウンに成功。ここでは一度、背中をしっかりとつかせるが、ケージ際で立ち上がったサリバンがヒザ蹴りを2発入れる。動きが完全に落ちたウォーターズにダブルレッグを決めたサリバンがエルボーを頭部へ落とす。ヒジを連続で受けてカットしたウォーターズは頭を抱えながらラウンド終了のホーンを聞いた。
2R、サリバンの右ローをキャッチしたテイクダウンに成功したウォーターズ。サリバンはここもケージを背にして立ち上がり、体を入れ替えるとヒザをボディに突き刺していく。ワキを差し返されたウォーターズは、自ら引き込むようにマットに背中をつける。相当体力を消耗しているウォーターズに対し、サリバンはサイドからアメリカーナへ。これは極まらなかったがマウントを取ると左エルボーを入れる。引き続アメリカーナにトライするサリバンに対して、一旦ウォーターズが立ち上がる。すぐにテイクダウンしたサリバンが、右のパウンドを落していく。サリバンはハーフからもアメリカーナを狙うが、どうにも極めきれないままタイムアップに。締まらない試合になってきた。
3R開始直後に組み付いてテイクダウン狙いからバックに回ったウォーターズ。強引にスタンドでRNCに出ると、背中をマットにつけてバックマウントへ。後方からパンチを入れRNCを狙うウォーターズは、側頭部にヒジも打こんでいく。残り90秒、リストを掴んで潜り胸を合わせたサリバンがトップに。こすりつけるようなヒジ打ちから、細かいパンチを落としたサリバンは担ぎからパス、ウォーターズの顔の上に座るような形でパンチを落とし試合終了を迎えた。
結果はジャッジの裁定にもばらつきが見えるサリバンの大勝となった。