【TUF21】16秒KOでオクタゴン3連勝、真騎士 「全部出して、一発当たれば大丈夫って」
【写真】ネームプレートは友人へプレゼントするという豪快でおっちょこちょいな真騎士 (C)MMAPLANET
12日(日)、ネヴァダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで開催されたTUF 21「American Top Team vs Blackzilians Finale」で、マイケル・デラトーレを僅か16秒で倒した真騎士こと、マキシコ・ブランコ。
本場ラスベガスの大会終了直後に、新レギュレーションの影響も有り体重オーバーと完勝劇、悲喜こもごもを味わった一戦を振り返ってもらった。
──16秒でのKO劇、おめでとうございます。
「ありがとうございます。今、ホッとしています。計量を失敗したので、勝てなかったらリリースされたかもしれないので。絶対に勝ちたかったので……」
──今回から再計量の幅が決められるなど、細かい規約が変わっていましたが、そういうプレッシャーもあったのですね。
「もうファイトマネーの20パーセントが取られているから、それもキツイんで(笑)。また、もう一回頑張らないと」
──体重を落とせなかったのは事実として残りますからね。
「対戦相手には申し訳なくて、試合を受けてくれて感謝しています。でも、申し訳ないといっても1キロだよ。なんか4キロとか6キロ、オーバーしている人もいるのに」
──それは……、奔放な真騎士選手らしい言葉ですが……。反感を買ってしまうセリフですね(笑)。
「1キロなのに……。おかしくない?」
──オーバーはオーバーですし(苦笑)。
「そうですね。プロとしてダメですね。次からはちゃんと落とします。ホント、試合を受けてくれて良かったので。試合がなくなったら、何にもないので危なかったです」
──実際、体重を落とすのに苦労したのですが、スタミナに不安があっての短期勝負だったのでしょうか。
「リカバリーも大変だったけど、何となくできました。でもスタミナは危ないと思っていたので、早く勝ちたかったですね」
──右クロスから左を打ちこみました。
「狙ってはいなかったです。どっちかが当たるだろうって。全部出して、一発当たれば大丈夫って」
──ハハハ。これで3連勝になりました。
「長かったです。いろいろあって、人生が。本当にバタバタして、これからは負けないでチャンピオンになれたら良いなと思っています。
アライアンスの練習仲間に感謝しています。次は出られるなら9月の日本大会に出たいです!!」
──試合後、足を引きずる場面が見えたのですが、左ハイを蹴った時に何かケガでもしたのでしょうか。
「いや……(苦笑)、アレは蹴った時でなく、試合後に喜んでジャンプして着地した時に、ちょっと捻ったみたいです(笑)。捻挫しちゃいました。ジャンプ失敗しちゃって」
──なんとも、らしい真騎士選手でした(笑)。
「ありがとうございます。これからも頑張ります」