【UFC189】コナー・マクレガー、チャド・メンデスを倒し暫定世界フェザー級王者に
<UFC世界フェザー級暫定王座決定戦/5分5R>
コナー・マクレガー(アイルランド/3位)
Def.2R4分57秒by TKO
チャド・メンデス(米国/1位)
計量同様にブーイングを浴びるメンデス、マクレガーはタッチグローブの際も何やら激しい口調でまくし立てている。いきなり後ろ回し蹴りを見せたマクレガー、続くヒザ蹴りをキャッチしたメンデスがテイクダウンに成功する。パウンドを受けつつ立ち上がったマクレガーだが、メンデスは冷静に右には右を返す。後ろ回し蹴り、左ストレートを伸ばすマクレガーに対し、ケージ際を走って間合いを取ろうとするメンデスは、右から左を打ち込む。
マクレガーの左をよけたメンデスは、ワンツーをいれ一気にダブルレッグで抱え上げスラム気味にテイクダウンに成功する。エルボーを落としたメンデスは、スタンドに戻って右フックを入れる。右目尻をカットしたマクレガーに対し、左をよけて右を入れるメンデス。マクレガーは左前蹴りから左ボディを続けると、動きが鈍ったメンデスに左ストレートをヒットする。明らかにこれを嫌がったメンデスだが、右を振るって前へ。マクレガーの前進にテイクダウンを合わせてメンデスが、しっかりとトップで抑える。ギロチンを仕掛け、マクレガーが暴れる。そのままメンデスがトップのまま初回を戦い終えた。
2R、メンデスは左ロー。マクレガーは左の前蹴り、後ろ回し蹴りにテイクダウンを狙ったメンデスだが、ここはマクレガースプロール。ケージ際での腹への攻撃を嫌がるメンデスは、しっかりとテイクダウンを奪いエルボーに続ける。メンデスは強烈な右の拳を落とし、マクレガーはクローズドガードを続ける。メンデスの右エルボーに対し、マクレガーは下からエルボーを連打する。メンデスは右を3発落とし、エルボーに続けるとパスを狙う。すぐに足をクローズドするマクレガー、背中をつけた展開が続く。
パス狙いからギロチンを仕掛けたメンデスだが、背中を着けるように回転し、その勢いを駆って立ち上がる。マクレガーが防いでスタンドへ。直後に前蹴りをボディにここで顔面、ボディとパンチを続けると、テイクダウンを切られたメンデスの動きが完全に止まる。左から右ストレートを被弾したメンデスが、後方に崩れる。マクレガーがパウンドを入れたところで、レフェリーが試合をストップした。
2週間前の対戦決定とはいえ、実力者チャド・メンデスを倒したことでマクレガーは、名実ともにフェザー級トップ、真のフェザー級暫定チャンピオンといえるだろう。