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【PXC36】グアム好敵手対決を制したのはスパイク22のアグオン

Aguon

【写真】結論をいえば、アグオンとジョーンズの戦いは、決してレベルが高いといえるものではなかった。しかし、キャリア8戦目と4戦目で4000人近い観客の前で、ユニファイドルールで戦う環境が、彼らを強くしていることは間違いない(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
カイル・アグオン(グアム/米国)
Def.3-0
トレヴィン・ジョーンズ(グアム/米国)

スパイク22所属のカイル・アグオン、UXジムのジョーンズ。4勝3敗と2勝1敗の対戦に、満員の観客が大いに盛り上がる。右ジャブを伸ばすアグオンに対し、ジョーンズのパンチは距離が遠い。アグオンが前蹴りなど距離を取ると、ジョーンズはローを蹴り込み、組みついていく。ここでアグオンがヒザを払わって、逆にテイクダウンを奪う。ハーフからエルボーを落し、脇を差されても頭を胸から肩の位置に押し込んでアグオンは立たせない。

シングルを切ったアグオンが距離を取ると、ジョーンズがすかさず立ち上がり試合がスタンドに戻る。バンタム級とは思えない長身のアグオンの首相撲に対し、ジョーンズが組みついていく。スイッチでバックを伺うアグオンだが、スクランブルを制したジョーンズがバックを取る。アグオンがキムラの態勢にとり、胸を合せる。ジョーンズは執拗にシングルを続けるが、アグノンがスクウェアし胸を合せたところで、初回が終了した。

2R、打撃のプレッシャーを掛けるのはアグオンの方で、ジョーンズのパンチは届かない。パンチを振るいながら組みついたジョーンズ。態勢を入れ替えたアグオンが、シングルレッグで尻餅をつかせる。立ち上がったジョーンズが体をもう一度入れ替え、シングルレッグからサイドトリップを狙う。体重が前に掛かり過ぎ、前方に崩されたジョーンズはガードからケージを背にしてスタンドに戻る。再びシングルレッグを仕掛けるジョーンズは、体力を相当消耗しており、頭が下がってくる。ジョーンズはアグオンをケージに押し込み続け、最後にエルボーを放つも、テイクダウンを奪えないまま2Rが終了した。

最終回、フックから前に出るジョーンズ。同じくフックで迎え撃つアグオン。アグオンは左ハイから距離を詰めると、ジョーンズが組みついていく。レフェリーがブレイクを命じ、アグノンにマウスピースが与えられ、試合はスタンドで再開する。直後にジョーンズの左ローをキャッチしたアグオンが、テイクダウンを奪う。

左を差すジョーンズだが、頭を殺されパウンドを受ける。両足を抱えられ立ち上がれない状態が続くジョーンズ。アームロックを狙われながら、立ち上がって踵を払ったジョーンズが、この試合で初めてテイクダウンを奪う。しかし、頭を抱えられ勢いのあるパンチが落せない。アグオンが潜りスイープを仕掛けたところで、タイムアップに。結果、判定は3-0でアグオンに凱歌が上がり、田中同様タイトル挑戦をアピールした。

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