【Shooto BR55】キャリア8戦目のリンベルゲウが、59戦目のシウヴェイラに判定勝ち
<フライ級/5分3R>
レオナルド・リンベルゲウ(ブラジル)
Def.3-0
ジャミール・シウヴェイラ(ブラジル)
4週間に一度のペースで試合をし42勝15敗1分という戦績を残すシウヴェイラ。リンベルゲウは左ジャブから左ローを入れる。続く右ローで体がねじれたシウヴェイラに引き続き、右ローを蹴り込む。カウンター狙いで待ちのシウヴェイラは、またもリンベルゲウの右ローで体がよれ、自らが仕掛けたスピニングバックキックでバランスを崩す。ヒザ蹴りから組み付いたリンベルゲウがサッと距離を取りなおす。シウヴェイラはスピニングバックフィストを空振りし、左ミドルを受けるときもバランスが悪い。
たまらず組みついたシウヴェイラを逆にケージに押し込んだリンベルゲウ、残り90秒でレフェリーがブレイクを命じた。直後にシウヴェイラがシングルレッグで出るも、リンベルゲウは金網を背に片足で凌ぐと、いなして距離を取り直す。大振りのオーバーハンドを見せたシウヴェイラに対し、きれいにワンツーを入れたリンベルゲウがボディロックからテイクダウンを奪い初回をモノにした。
2R、素早い左ジャブで牽制し、テンカオを決めたリンベルゲウ。続いて後ろ回し蹴りを見せる。ロー、前蹴りと軽快に動くリンベルゲウがシウヴェイラの動きを膠着させる。リンベルゲウが左ジャブをトリプルで入れ、シウヴェイラの大振りの右フックをバックステップ、続いてスピニングバックキックを繰り出していく。パンチのみならず動き自体が大きなシウヴェイラは、リンベルゲウを捕まえることができない。
スイッチから左ハイを繰り出したリンベルゲウだが、これはブロックされる。残り1分でシウヴェイラがテイクダウンを狙ったが、ケージを一瞬背にして体を入れ替える。ここでリンベルゲウのボディロックからテイクダウンにケージを掴んだシウヴェイラは、一度のケージ掴みでペナルティを受け、いよいよ厳しい状況に追い込まれることとなった。
最終回、ワンツーで前に出て、続いてテイクダウンを狙うシウヴェイラに対し、リンベルゲウは足を使ってかわし、組み付かれてもすぐに態勢を入れ替える。ここではシウヴェイラも体を入れ替えて押し込んでいくが、リンベルゲウがいなしてケージ中央へ。サークリングの最中にバランスを崩したリンベルゲウ。組んでバックに回れると、彼もまたケージを掴むが、ブレイクも掛からず減点もない。
後方に大きく投げてテイクダウンを取ったシウヴェイラだったが、直後に起き上がったリンベルゲウがスイッチからバックを取り直す。離れた両者、リンベルゲウが連打を見せるが、スタミナをロスしたか動きが鈍い。リンベルゲウはケージにシウヴェイラを押し込んで時間が過ぎるのを待つ。両者が離れるとシウヴェイラの蹴りがリンベルゲウの急所を直撃してします。残り15秒、足を使ってシウヴェイラのパンチをかわすリンベルゲウがテイクダウン狙いで。シウヴェイラが耐えると、ケージに押し込んで右エルボーを入れたところで終了した。結果、3-0でリンベルゲウが判定勝ち、キャリア7勝1敗とした。