【East Japan JJC】東日本へ奄美&九州からのチャレンジャーの意気込み
【写真】奄美島から東関東にチャレンジする奄美ブラジリアン柔術クラブの面々
28日(日)に東京都練馬区光が丘体育館で開催される「第3回東日本柔術選手権」&「第4回全日本ノーギ選手権」。世界柔術を終え、新たな1年に向かう柔術界、7月19日(日)には柔術家日本一、アカデミー日本一を決める「全日本選手権」、9月12&13日には世界柔術行きのチケットを懸けた「アジアオープン」と激戦が続く。
Text by Hiroyuki Kato
そんな大大会を前にして、“試金石”となるのが、今大会であることは間違いない。“東日本”と銘打たれているものの、参加者は全国から集まってくる。つまり全日本に向けた調整の意味合いも強くなっているのが、今大会の特徴だ。
そんな東日本に関東以外からトーナメント最多エントリーとなっているのが、サンゴ礁に囲まれた鹿児島県・奄美大島の奄美ブラジリアン柔術クラブだ。同ジムは東京で総合&柔術を経験した仲谷大吾が、地元に戻り15年前に設立。現在は本部の名瀬、支部の笠利、龍郷を合わせ30名以上が日々汗を流している。仲谷が茶帯昇格したことで、JBJJFの公認アカデミーとなり、満を持して大挙、東日本に乗り込んでくる形になった。
またアダルト黒帯フェザー級では国内トップのチャールズ・ガスパー(IMPACTO JAPAN B.J.J)やCARPE DIEMのテクニシャンである玉木強に加え、盛り上がりをみせる九州柔術を引っ張る存在であるBOHEMIANS代表の江端講平も怪我から復帰し参戦する。乗り込んでくる。
地方から挑戦者、仲谷と江端とに意気込みを尋ねた。
仲谷大吾
「やはり遠征試合はレベルの高い選手に揉まれ、更に目標を掲げる良い機会になります。昨年から奄美大島にもLCCのバニラエアが就航し、これまでの10分の1程度の渡航費で東京に行けることになったのも大きいです。我々は全日本選手権に出られるレベルには達していないかもしれませんが、今回の東日本出場は全てにおいて”チャレンジ”の意味合いが大きいです。 何かを掴みたい。私自身がまだ未熟なため満足のいく指導が出来ていないと思いますが、離島というハンデをもろともせずやがては世界を目指すような道場にしていく、そのための第一歩としたいです」
「昨年春にようやく首の怪我から復帰し、最近になり充実したトレーニングを続けられるようになりました。東日本は調整試合の意味もありますが、早く試合がしたいのが一番の参加理由です。渡航費が掛かるなど遠征試合は少し大変な部分はありますが、関東の黒帯選手と戦えるのは大きいです。特にCARPE DIEMの玉木選手はヨーロッパで支部を任されると決まったそうなので、試合ができるのも最後のチャンスと思い是非一回戦から当たりたいです。僕たちは九州独自にテクニック研究しているため、対戦相手からすれば未知の部分があると思います。優勝を狙います」