＜フェザー級／5分3R＞
ノード・ラハット（イスラエル）
Def.2-0:29-28,29-28,28-28
ニクラス・バックストルム（スウェーデン）

長身のバックストルムにラハットが踏み込んで左ミドル。これをかわしたバックストルムがハイ見せる。続くヒザ蹴り狙いにテイクダウンを合わせたラハットが、トップを取ることに成功する。足を一本抜いたラハットだが、バックストルムもフルガードに戻しラバーガードからゴゴプラッタ、さらにオモプラッタ&リバーサルし上を取り返す。バックストルムはパス狙いからバックを取ると、四の字フックへ。右手首を掴んで胸を合わさせないバックストルムがRNCへ。パンチを入れつつ2度目のトライも、ラハットはエルボーを押して防ぐ。懸命に足を払おうとするラハットだが、背中を取られたまま残り30秒に。バックストルムがマウントから腕十字を仕掛けるも腕を伸ばすには時間が足りず初回が終了。華麗な柔術を見せたバックストルムがこのラウンドをモノにした。

2R、距離を詰めるバックストルムに右フックを入れるラハットは、ヒザ蹴りに狙いも右フックで迎え撃つ。間合いを遠く取ったバックストルムが組みに行くが、押し返したラハットが右から左ストレートを入れ、テイクダウン狙いをがぶってヒザ蹴りを入れる。この一発で額をカットしたバックストルムは右ストレートを被弾し後方にバランスを崩す。ケージ際でワンツーからスリー、フォーとパンチを被弾したバックストルム。ラハットはダーティボクシングからボディを連打、ミドル、ヒザと腹を攻め立てる。

バックストルムのシングルで尻餅をついたラハットだが、柔術立ちから頭を押してバックへ。ガードを取ったバックストルムに対し、マウントを取ったラハットがエルボーから腕十字へ。極めきれないと見ると、サイドに戻り上四方からノースサウスチョーク。体を捩じって防いだバックストルムだが、そのままパウンドを連打され再びマウントを奪われる。足を戻しつつヒールを狙ったバックストルムに対し、体を捻ってエスケープしたラハットがラウンドを取り返した。

勝負の最終回、右フックを入れたラハット。首相撲に捉えられそうになると、姿勢を低くし巻き込みを狙う。これを潰したバックストルム、スクランブルから立ち上がったラハットとヒザを蹴り合う。バックストルムはダブルレッグでテイクダウンを奪い、腰をコントロールしてラハットの背中をマットにつけさせる。スイープで上を取り返したラハット、バックストルムもケージを蹴って上を取りに。スクランブルのなかでラハットの立ち上がり際にバックを取ったバックストルムが後方に倒れ込んでグラウンドに持ちこむ。

ラハットはヒザ十字狙いから、トップを取る。蹴り上げ+ダブルレッグに出たバックストルムが、ラハットに再び尻餅をつかせる。残り1分、背中をキャンパスに着けたラハット。上体を起こしたスイッチを狙うも、バックストルムがトップをキープ。腰をコントロールしバックに回ったバックストルムが15秒を切った時点で四の字フックを完成される。タイムアップと同時にバックストルムが両手を上げて勝利をアピールした。とジャッジの結果は29-28が2人、28-28が1人でラハットに凱歌が挙がった。ジャッジ2人は最終回もラハットのラウンドにつけたということか。

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