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【ADCC Asian & Oceania Championship 2015】和田拓也&八木沼志保の出場理由

Wada【写真】典型的なグラップラー系MMAファイターだった和田拓也。ノーギでどのような動きを見せるか(C)GONGKAKUTOGI

24日(日)、東京都世田谷区の北沢タウンホールでADCCアジア& オセニア予選。8月に行なわれる世界大会へ向け、各階級の注目の日本人選手に予選に向けての意気込みを聞く=最終回は88キロ以下級から和田拓也、女子65キロ以下級の八木沼志保の声をお届けします。
Text by HIROYUKI KATO

88キロ以下級では元HEAT総合ルール・ウェルター級王者の新美吉太郎、05年のADCC日本予選優勝の三原秀美など実力者が揃う。その中でも注目は第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラシストの和田拓也(フリー)。2011年に総合からは引退し、現在はフリーという立場で様々な道場で出稽古を行い、今大会に備えているそうだ。

和田拓也
「メインの練習先が錬成塾サンボスクール(旧木口サンボスクール)で、元90キロ全日本サンボ王者の榊原啓三さん達とノーギの練習をしています。たまに美木航選手主宰のナチュラル9に出稽古行かせてもらっています。今回エントリーしたのはプロ柔術の『Metamoris』などに刺激を受け、ADCCが一番近く、似たような大会なのかなと思ったからです。あと本戦でUFCなどのトップファイターなどと試合してみたいという気持ちもあります。88キロ以下級はみな強豪だと思いますが、この中で自分が一番仕上げて来たつもりですし、日々の練習量では負けません」

女子では60キロ以下級に3選手がエントリー。全員が柔術家であり、昨年の「世界柔術選手権2014」で茶帯ライトフェザー級の湯浅麗歌子(パラエストラ品川)、黒帯ルースター級優勝の八木沼志保(ネクサセンス)という王者同士の対戦が実現か。普段46キロを主戦場にする八木沼が、王者として階級の差に打ち勝てるかが注目だ。

八木沼志保
「帯・階級的に柔術の試合もなかなか成立しないので、出てみようかなと思いました。ノーギ試合は2010年のジュエルス以来ですね。所属ジムにはノーギクラスはないので、柔術クラスの時に生徒皆さんに協力してもらいやっています。今回予選は精一杯やるのみ、と考えています」

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