【ADCC Asian & Oceania Championship 2015】肌ィ郎&シュレックの意気込み
【写真】昨年12月にはREALでMMAでの劇勝しているシュレック関根。ワンマッチ決勝で世界大会を目指す(C)MMAPLANET
24日(日)、東京都世田谷区の北沢タウンホールでADCCアジア& オセニア予選。8月に行なわれる世界大会へ向け、各階級の注目の日本人選手に予選に向けて意気込みを尋ねた。
Text by HIROYUKI KATO
まず66キロ以下級からは、07年にADCC本戦で4位という結果を残している“徹肌ィ郎”こと、鈴木徹(和術慧舟會東京本部)。自身6回目の世界一挑戦になるが、最近は「VTJグラップラーズクラウン 1st」、「第5回プロ・アマGT-F(グラップリング)賞金争奪オープントーナメント2015」を優勝するなど調子は上向いている印象だ。
鈴木徹
「ADCC独特のルールの中では相手の実力・技術によって、ポイントない前半戦、ポイントのある後半戦の戦い方が変わってくると思います。6回目の挑戦なので、様子をみながら勝ちを拾っていきたいですね。(自身の強みについて)手足が短いので防御力は高いので、なかなか一本は取らせないと思います。昔は前日計量で一回り大きい相手と戦っていましたが、今は当日計量なので無理なく、ナチュラル体重で挑めるので力負けも然程しませんね。いつも似たようなメンツで西林選手は3回、村田選手は4回やってますから、海外の未知の強豪と戦いたいです。それもアジア予選の面白さなので。もちろん今大会もコスプレは用意しています」
続いて無差別級のプラス99キロ級から、“シュレック”の愛称で親しまれる柔術黒帯・関根秀樹(ブルテリアボンサイ)。オーストラリアの未知の強豪とワンマッチで代表権を争う関根は前回北京で行われた本戦で米国代表を破り、無差別級では世界を代表するグラップラーのディーン・リスターからパスに成功するなど、その技術が世界に通じることを証明。今回予選も勝って当然、メダルに懸ける意気込みも人一倍だ。
関根秀樹
「前回のADCC本戦北京大会では、アメリカ代表に勝つことが出来て大きな自信になりました。今回は前回のベスト8よりも上、つまりメダルを獲るということが目標です。トライアルで負けることは全く考えていません」