【SHOOTO BR54】ブラジル版修斗(?)フェザー級のベルトをフロエスが巻く
<Shooto Brazilフェザー級王座決定戦/5分3R>
フィリッピ・フロエス(ブラジル)
Def,2-1
チアゴ・マンチーニャ・シウバ(ブラジル)
アレッシャンドリ・バロスの教え子、つまりフアスVTの末裔マンチーニャとノヴァウニオン国内舞台最強のフェザー級という声も高いフロエスが、修斗ブラジル・フェザー級ベルトを賭けて対戦。マンチーニャの右ローに左右のフックを返すフロエス。勢いのある右フックを振るうフロエスにマンチーニャが組みついてテイクダウンを狙う。バックに回ったマンチーニャはフロエスを前方に崩し、背中に飛び乗る。すぐにフロエスが立ち上がりケージ際めで移動すると、マンチーニャは自ら着地してケージに押し込む。対してフロエスは首相撲からヒザを突き上げ、試合は中間距離での打ち合いに。
すかさず組みついたマンチーニャだが、これは打撃の局面を避ける選択か。そのマンチーニャをケージに押し込んだフロエスが小外掛けでテイクダウンに成功。ガードの中から左エルボーを入れたフロエスは、勢いのある右のパンチを見舞っていく。残り80秒でレフェリーがブレイク、スタンドに戻ったフロエスは前蹴りから左フックをヒットさせる。マンチーニャも荒いパンチを振り回しながら組み付くとバックへ。ボディロックからテイクダウンを狙うもそのままタイムアップとなった。
2R、マンチーニャが左ハイから組みに行くが突き放したフロエスが、思い切り左ミドルを入れる。ここで思い切り左右の連打を打ち込み、前に出たフロエスが音をあげるような勢いのパンチを見舞っていく。マンチーニャは組んでから、即引き込む。ケージにマンチーニャを詰めたフロエスが右エルボーを連打する。右エルボーを受け続けるマンチーニャは、ケージを蹴って頭を中央に。これはフロエスによりスペースを与えることになるが、残り1分40秒でレフェリーが両者を分け試合はスタンドで再開された。
マンチーニャが右を打ち込んで組み付くと、バックに回ろうとしたフロエスからテイクダウンを奪う。左目尻をカットして流血のフロエスが、クローズドガードで固める。残り10秒でレフェリーはドクターチェックを要請すると、そのままタイムは続行しラウンドが終了するというブラジルらしさを見せ、試合は最終回へ。
右ストレートを伸ばしたフロエスだが、組まれてテイクダウンを奪われそうになると自ら下になってヒールフックから潜っていく。体を捩じって防いだマンチーニャは¥アンクルで切り返すも、これを外したフロエスが立ち上がってトップを取る。下になったマンチーニャのガードのなかでフロエスはパンチへ。ここでもレフェリーは早目のブレイク。
フロエスが右アッパーからフック、前蹴りを入れるもマンチーニャが組んでケージへドライブ。ここでマンチーニャが小外刈りを仕掛けたが、すかしたフロエスが上を取ることに成功する。すぐに起き上がったマンチーニャはケージにフロエスを詰めながら、引き込んでしまう。クローズドガードで固め、時折り腰を切るだけのマンチーニャ。残り30秒でレフェリーがブレイクを命じると、再開直後にフロエスがダブルレッグでテイクダウン。三角を狙ったマンチーニャだが、セットアップできず試合が終了。結果、フロエスがスプリットでその腰に、修斗コミッションが認定しない、修斗のベルトをその腰に巻いた。