【UFC186】一転、ランペイジの出場が認められセミでマルドナドと対戦決定
【写真】近々の試合は昨年5月17日のキング・モー戦。決して動きは良くなかったので、マルドナド戦実現は朗報だが、厳しい戦いが予想される(C)GONGKAKUTOGI
21日(火・現地時間)、いよいよ開催が今週末25日(土・同)に迫ってきたUFC186「Johnson vs Horiguchi」にランペイジ・ジャクソンが出場することUFCが発表した。
カナダはケベック州モントリオールのベルセンターで行われる今大会、メインでは日本の堀口恭司がUFC世界フライ級王者デメトリウス・ジョンソンに挑戦する。そんな日本のファンにとっても特別な大会にランペイジの出場が再び決まった。昨年12月にUFCと契約しなおしたランペイジが、もともとモントリオールでファビオ・マルドナドと戦うことが決まっていた。ところがBellatorがニュージャージー州でランペイジの契約違反として訴えを起こし、2週間前の7日に裁判所よりベラトールの主張が認められた。
これを受けUFC側は「ランペイジは自由な立場ということで交渉を行ってきたので驚きを隠しえない。ランペイジがUFCで戦う権利を守りUFC186を遂行する上でダメージを最小限にする」という声明を発していた。その結果、マルドナドはスティーブ・ボッセというカナダ人と戦うことになり、セミはマイケル・ビスピンとCB・ダラウェイのミドル級戦が昇格していた。
そんななか、大会を4日後に控えたこの日、ニュージャージー裁判所はランペイジのUFC186不出場の決定を取り下げ、これを受けてUFCでは215ポンドのキャッチウェイトでセミファイナルとなるとしてランペイジ×マルドナドを組むことを明らかとした。
「ニュージャージー裁判所が、ランペイジがモントリオールで戦える判断をしたことを我々は歓迎している。ランペイジのオクタゴンのカムバックに期待している」と語っている。なお、今回の裁判所の決定とランペイジのUFC186出場に関してBellatorサイドは現時点で、リアクションはない。
キャッチウェイト戦での出場ということで、ランペイジとしては試合が絶対に行なわれるという想いはなく、体重も落としていなかったことは明らかであり、心身ともにコンディションが心配ではあるが、UFC復帰という朗報に気持ちの方は万全でマルドナドと対峙できそうだ。
■ UFC186対戦カード
<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者] デメトリウス・ジョンソン(米国)
[挑戦者] 堀口恭司(日本/7位)
<ライトヘビー級/5分3R>
ファビオ・マルドナド(ブラジル/12位)
ランペイジ・ジャクソン(米国)
<ミドル級/5分3R>
マイケル・ビスピン(英国/10位)
CB・ダラウェイ(米国/11位)
<ライト級/5分3R>
ジョン・マクデッシ(カナダ)
シェーン・キャンベル(カナダ)
<バンタム級/5分3R>
イーブ・ジャボウィン(カナダ)
トーマス・アルメイダ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
パトリック・コーテ(カナダ)
ジョー・リッグス(米国)
<女子バンタム級/5分3R>
アレクシス・デイヴィス(カナダ/3位)
サラ・カフマン(カナダ/5位)
<ライト級/5分3R>
チャド・ラプリーズ(カナダ)
ブライアン・バルベレナ(米国)
<ライト級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシエ(カナダ)
デビッド・ミショー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ノーディン・テレブ(カナダ)
クリス・クレメンツ(カナダ)
<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・ラコシー(カナダ)
ヴァラリー・レターノー(カナダ)
<女子ストロー級/5分3R>
ランダ・マルコス・トーマス(カナダ)
アシュリング・デイリー(アイルランド/10位)