【UFC FOX15】遂にフェザー級トップ陣の一角が崩れる。ホロウェイがスワンソンをギロチン葬
<フェザー級/5分3R>
マックス・ホロウェイ(米国/9位)
Def.3R3分58秒by ギロチンチョーク
カブ・スワンソン(米国/5位)
ホロウェイは構えを小刻みに変えて、左に回りながら左ローを繰り出す。続いて左ハイも、スワンソンはしっかりとブロック。積極的に前に出ていくホロウェイの手数がスワンソンを上回る。スワンソンもミドルからパンチ、ローを繰り出す。手をついて変則的な蹴りを見せたスワンソンは、右ミドルを入れてパンチにつなげる。ホロウェイもワンツーで前に出るが、逆にワンツーを被弾してしまう。ホロウェイはスピニングバックキックもクリーンヒットとはならない。ホロウェイの右ハイに、スワンソンは左ミドルを返す。最後に左フックを入れたホロウェイは、スワンソンの反撃に笑顔を浮かべた。
2R、スワンソンは左を振るいながら前に出て主導権を握りにかかる。ホロウェイは左ミドル、さらに右ミドルと譲らない。右フックから前に出たスワンソン、左にサークリングしたホロウェイがかわす。拮抗した勝負のなか、スワンソンのテイクダウン狙いを切ったホロウェイが右ストレートを2発当てる。ワンツーから左ハイと、ここも手数でスワンソンを上回るのはホロウェイ。スピードでも遅れを取り、ノーガードから笑顔という挑発を受ける。終盤、スワンソンは左ミドルを蹴り込むと、積極的に前に出ようとする。ホロウェイがここでヒザをボディに入れてスワンソンの前進をストップ。残り10秒で左ストレートを入れヒザ蹴りから後ろ回し蹴りと、このラウンドも印象点でリードしたか。
最終回、スピニングバックキックを遠い距離から見せたホロウェイ。接近戦でも左を入れ、右ローを蹴り込む。スワンソンは後ろ回し蹴りを失敗し引き込むようにガードへ。グラウンドにはいかないホロウェイは、スワンソンが立ち上がるのを待って、前に出てくるところで左のヒザ蹴りをボディに入れる。続いて左ボディショットから左ミドルで、スワンソンの動きを止めると、スクランブルのなかで肩固めの態勢に入る。これは極めきれなかったがサイドからパンチを放ったホロウェイは、スワンソンが立ち上がるのに任せてスタンド戦に戻る。
右ミドルこそ受けたホロウェイだったが、その後左ストレートを決め、崩れたスワンソンの起き上がり際にギロチンへ。そのままグラウンドに持ち込み、マウントに入ったホロウェイが長いリーチを生かして絞め続ける。スワンソンがタップし、ついに下から突き上げてきたホロウェイがフェザー級上位陣の一角を崩した。