【Strikeforce】「4月FOXでミアーと戦う」、劇勝コーミエーが断言
<ヘビー級/5分3R>
ダニエル・コーミエー(米国)
Def.2R4分02秒by TKO
ディオン・スターリング(オランダ)
オクラホマのファンに大声援で迎えられたコーミエー。大ブーイングに晒された元オランダ軍人=スターリングは、遠い距離からアッパーを打ち込むが届かない。コーミエーはハイから右ローと素早い蹴りを見せる。組みついてきたスターリングに反り投げを決めたコーミエーが、そのままサイドへ。
エルボーを落し、貼り付けポジションを取ったコーミエーがワキをすくいにいく。スクランブルから立ち上がったスターリング、距離をとったコーミエーはキックを空振りするも、左右のフックでラッシュを掛ける。棒立ちのスターリングに組みついて、小外掛けでテイクダウンを奪ったコーミエーは、サイドから再びエルボーを落していく。ヒザをつき立ち上がったスターリングは、距離を詰めたところでケージに押し込まれ、ここで3度目のテイクダウンを奪われる。
寝技に移ると同時にマウントを奪ったコーミエー、エルボーを落しパウンドを振るうも、スターリングはタイムアップに救われた。2R、スターリングは蹴りから距離を詰めてケージにコーミエーを押し込むも、簡単に態勢を入れ替えられてしまう。両脇を差したコーミエーは、自ら距離を取る。
すぐに小内刈りでテイクダウンに成功したコーミエーは、ここでもサイドへ。立ち上がろうとしたスターリングのバックに回ると、ロールからガードを取ったところでパンチを連打。マウントからヒザを立てて、パンチを落すコーミエーが、エルボーから腕を取ってパンチを連打する。
マウントとバックマウントを繰り返し、パンチを被弾しながらも耐えるスターリング。残り1分20秒を切り、思い切りコーミエーがパンチを落し続ける。それでも亀になるなど、動く意志を見せていたスターリングだが、徐々に体が伸びパンチを被弾し続けると、ついにレフェリーが試合をストップし、コーミエーが凱旋試合で勝利した。
「グラウンドでコントロールし、やりたい通りの試合だった」と語ったあと、「UFCとサインした。4月20日のFOXサンノゼ大会でフランク・ミアーと戦う」と明言し、ジョン・ジョーンズ戦にも言及した。