【UFN64】オミランチェクもハミルトンに下り、ポーランド勢3連敗に
<ヘビー級/5分3R>
アンソニー・ハミルトン(米国)
Def.3-0:29-28,29-28,29-27
ダニエル・オミランチョク(ポーランド)
すぐに頭がぶつかるほど距離を詰めた両者。ハミルトンの右が当たったか、足を滑らしたかオミランチョクが倒れる。しっかりと背中をつけさせたハミルトンは、腰を上げて左右のパウンドを落とす。右腕を抱えてくるオミランチョクに対し、左のパウンドを続ける。蹴り上げも立ち上がることはできなかったオミランチョクは、クローズドガードを取る。引き続き左右のパンチを見舞い、右をボディに落とすハミルトン。ハミルトンはパウンドを入れながらパス、背中を向けたオミランチョクはハーフに戻す。ここで初回が終了する。
2R、左を振るうオミランチョクだが、ここでも組まれてテイクダウンを奪われる。オミランチョクが立ち上がると、場内から大きな歓声が起こる。がぶったオミランチョクだが、頭を抜いたハミルトンがケージに詰めてパンチからヒザを入れる。オミランチョクは左のパンチを返し、左ヒザを突き上げる。ハミルトンはダブルレッグへ、股の下でクラッチしたオミランチョクが、そのまま後方にハミルトンを送る。
同体で立ち上がった両者、ハミルトンがここでもオミランチョクをケージに押し込む。ヒザを入れたオミランチョクが、前方に崩れたハミルトンのバックを窺う。後方からパンチを入れるオミランチョクは、シングルレッグでテイクダウンに成功する。背中を預けるように立ち上がったハミルトン。オミランチョクのダックアンダーを潰して、ケージに押し込み2R終了を迎えた。
ラウンドを取り合ったと思われる両者。勝負の掛かった最後の5分は、ハミルトンのテイクダウン狙いで始まる。スプロールしたオミランチョクがヒザを狙う。ハミルトンはケージにオミランチョクを押し込んでヒザ蹴り、オミランチョクもヒザを返す。ハミルトンが首相撲からヒザをボディに連続で入れ、離れてフック。すぐに組みなおすと、右腕を差して左ヒザをボディに放つ。
ヒザ蹴りを続けるハミルトン、オミランチョクが左ボディアッパーを返す。ハミルトンは首相撲からヒザ、オミランチョクがダーティーボクシングで対抗もケージを背にした状況から脱せない。残り90秒、ハミルトンがアッパー、オミランチョクがヒザ蹴りと攻撃手段が入れ替わる。再び首相撲に捉えたハミルトンがヒザ蹴り、アッパー受けるも直後にシングルレッグでテイクダウンを奪う。オミランチョクがキムラを狙うが、ハミルトンがパンチを脇腹に落とし腕を引き抜くと、タイムアップに。結果、3-0でハミルトンの判定勝ちとなった。