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【UFN63】決まらないテイクダウン、落日のメイナードがヤコブレフに敗れ4連敗に

<ライト級/5分3R>
アレキサンダー・ヤコブレフ(ロシア)
Def.3-0:30-27, 30-27, 29-28
グレイ・メイナード(米国)

かつてのライト級トップコンテンダー、メイナードも3連敗と苦しい状況で、UFC2連敗からライト級転向を果たしたヤコブレフと対戦。右を見せて前に出るメイナード、ヤコブレフはバックステップから右フックを合わせようとする。引き続き前に出たメイナードだが、ヤコブレフがダブルレッグでテイクダウンに成功する。ギロチンを外されたメイナードは、右腕を差してスタンドへ戻る。ニータップから尻餅をつかせたメイナード、すぐに立ち上がったヤコブレフをケージに押し込むもブレイクを命じられる。

メイナードは飛び込みながら右フックをヒットさせ、ヤコブレフが左ミドルを蹴り込む。シングルのフェイクから、メイナードはフックを狙うと、ヤコブレフは引き続き左ミドル、続いて組みにいくとメイナードが足払いからケージに押し込む。体を入れ替えたヤコブレフが距離を取り直すと、メイナードは右ボディフックをヒットさせた。

2R、まずはヤコブレフが左ハイ。ブロックしたメイナードは、ショートのボディを連続で見せ、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。腰を押して立ち上がろうとしたヤコブレフが、背中を預けて立ち上がる。ボディロックからバックについたメイナード。ヤコブレフは胸を合わせて離れる。メイナードの右フックに左フックを合わせるヤコブレフ。ヒザは空振りに終わったが、打撃でプレッシャーを掛けていく。メイナードは右フックを空振りし、逆にフックを被弾する。

直後にシングルに出たメイナードだが、大きく飛び上がってクラッチを解いたヤコブレフが左ストレート一閃。グシャっという音をたてて後方に崩れたメイナードが組みつこうとするが、がぶったヤコブレフがバックからパンチを入れる。胸を合わせようとしたメイナードを押し潰したヤコブレフに対し、メイナードは懸命に足に組み付いてタイムアップまで持ちこたえた。

最終回、ヤコブレフが右フックをヒット。メイナードのシングルレッグを切り、ダブルからボディロックに捉えられてもテイクダウンを許さない。離れたヤコブレフは左フックをヒットし、メイナードのテイクダウン狙いを切る。執拗に組み付くメイナードだが、ヤコブレフを巧みに防御し、逆にシグルから足を払ってテイクダウンに成功する。メイナードの潜りを潰したヤコブレフがトップを取ったまま試合終了を迎えた。結果、0-3 で敗れたメイナードはこれで4連敗となってしまった。

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