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【UFC184】ホーリー・ホルム、UFC初陣飾るもビッグインパクトは残せず

<女子バンタム級/5分3R>
ホーリー・ホルム(米国/13位)
Def.2-1:30-27, 29-28, 28-29
ラケル・ペニントン(米国/12位)

UFCデビュー前からランカーに名をつられているホルム、注目の初陣。まずは左ストレートを見せる。ペニントンは前足にローを狙う。ホルムはサイドキックから、スーパーマンパンチ、組みついてきたペニントンを突き放す。右フックは空振りになったホルムは、ワンツーから右サイドキックを入れる。大きく踏み込んで左ストレートを伸ばすホルム、ペニントンは組みに行くがテイクダウンを奪えない。

ペニントンの左ローも構わず、ホルムは左ハイを繰り出す。これをキャッチに掛かったペニントンだが、ここもテイクダウンは取れない。思った以上にパンチを多用するホルム、ミドルはキャッチされることを警戒して封印しているのか。それでも右から左、そして右のショートを放ったホルムは、力の込めた右フックを空振り、やや力が入った感のあるホルムの初回だった。

2R、ペニントンは左ミドル、ホルムは左ハイを空振り。ホルムは左前蹴り、左ハイはまたも空振りに。ペニントンはワンツーで前に出ると、ホルムが首相撲からヒザを見せる。ペニントンがクリンチ&パンチ、離れ際に放ったホルムの左ハイはここでも当たらない。ショートボディを連続で受けたホルムは、リズムを変えることなく左ボディを入れる。前に出てきたペニントンに右フック、組んでヒザと手数は多いがホルムだが、ダメージを与えるような大きな一撃はない。ペニントンは左フックを打ち込み、勢いをかって前へ。下がったホルムが左ハイを狙う。クリンチのなかでヒザを入れたホルムがサイドキックを見せ、ペニントンがサークリングを追いかけておパンチを放ったところで2Rが終わった。

最終回、ペニントンが左ロー、低い姿勢をキープするホルムに前蹴りを狙う。ホルムは右アッパー、さらに右フックを入れる。さらに左ボディストレートに続けると、珍しく前足でフロンキックを放つ。ペニントンは前に出て右ストレートを入れる。ホルムの左ストレートに、右フックをペニントンが返す。ここで左ミドルを見せたホルムだが、右を胸に受けて押し倒される。右を受けながらすぐに立ち上がり、突っ込んできたペニントンをいなしたホルムは、首相撲からヒザ蹴り、ペニントンが右フックを入れて離れる。

続く首相撲狙いに右を入れたペニントンのパンチがホルムの顔面を捉える数が多くなる。残り20秒、左ハイからワンツーを入れて距離を取り直すホルムをペニントンが追いかける。ここでタイムアップ、最終3Rはペニントンと取ったか。結果、スプリット勝利のホルム、即ロンダ戦が見たい──とファンに思わせる印象は残せなかった。

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