【UFC184】大味な試合でルイスが、逃げ腰ポッツをパウンド葬
<ヘビー級/5分3R>
デリック・ルイス(米国)
Def.2R3分18秒by TKO
ルアン・ポッツ(南アフリカ)
試合はポッツの右ローでスタート。ドンと中央で構えるルイスに、踏み込んで蹴りやテイクダウンを狙うポッツは打撃戦を避け、組んでいく。左腕を差し上げ、逆にテイクダウンを取りかけたルイスのヒザ蹴りがポッツの急所に入り、試合が中断する。再開後、ポッツが左ローから左ミドルに続き、右ミドルへ。蹴り足を取られパンチを受けそうになったポッツは背中を見せて逃げバランスを崩す。パウンドを狙うルイスの足を取ったポッツはヒザ十字、ヒールと足関節を狙うがルイスが体を捩じって逃れる。そのまま組みつき、トップを取ったポッツがハーフから抑え込み、腕関節を狙う。このタイミングでテッポウの要領でトップを取ったルイスは、ヒール狙いを潰し思い切り右のパウンドを落とした。
2R、左ハイを空振りしたルイスは左フックから力任せにテイクダウンを狙う。亀の態勢にったポッツにパンチを連打し、起き上がるとポッツがガードへ。ガードのなかにルイスが飛び込み、試合が止まる。やがて三角狙いを担いでパスを試みたルイスに対し、ポッツはハーフでしがみつく。右のパウンドを連続で受け、戦意喪失気味のポッツからマウントを奪ったルイスは何と肩固めを見せる。これはさすがに極まらないとみると、パウンドに切り替えたルイス。体を横に向けパンチを被弾し続けるだけのポッツを見て、レフェリーが試合を止めた。なんとも大味な試合は、ルイスがTKO勝ちを手にした。