【WSOF18】切れる打撃、ハキーム・ドワードがTKO勝ちで4連勝達成
<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ドワード(カナダ)
Def.3R1分59秒by TKO
トリスタン・ジョンソン(カナダ)
試合開始早々、ドワードは見事な足払いを見せる。尻餅をついたジョンソンがすぐに立ち上がるも、ドワードは左ジャブを伸ばしていく。リーチでアドバンテージのあるジョンソンに対し、ドワードは臆さず踏み込んで右エルボー、左ボディフックから右ローを決める。ジョンソンも右ミドルに続き思い切り右フックを繰り出すが、ドワードはしっかりと見切って右オーバーハンド、さらにワンツーを入れる。ジョンソンが組みに来ると、首相撲からヒザ蹴り、左ストレートをダブルで入れるとジョンソンの体が揺れる。
ジョンソンがワンツーからジャブを返す。構わず右を打ち込んだドワードは直後にテイクダウンを奪われる。スッと立ち上がったドワードも、激しいパンチの応酬のなかで左目の周囲をカットして流血に見舞われている。それでも右フックから、左右のロー、ヒザ蹴りにエルボーを連打、ジョンソンもアッパーを返し初回が終了した。
2R、引き続き左ジャブを伸ばすドワード、切れのあるパンチが目立つ。接近戦では右エルボーを繰り出すドワードは、ジョンソンの右フックをかわして逆に右フックを叩きこむ。上背で劣るなか、首相撲で押し込んだドワードがヒザをボディに突き上げる。ジョンソンもヒザを返すと、ドワードはエルボーを見せて距離を取り直す。右アッパー、左ストレート、右ローを放つドワード。ジョンソンもタフさを見せ、パンチを返す。
ジョンソンのダブルレッグをスプロールしたドワードが、ガードを固めてパンチをブロックする。ドワードは右ストレート見せるが、残り90秒となったところで動きが落ち、手数が減ってくる。再び、首相撲でジョンソンをケージに押し込んでヒザを放つドワードは、投げをすかして左フックを入れた。
最終回、ドワードは左ボディから右ロー、右フックと軽快にパンチを入れると、蹴りを放ってバランスを崩したジョンソンからトップを奪取。パウンドを連続で落とすと、組んできたジョンソンをがぶってスタンドに戻る。ローからフック、息が上がったジョンソンをハワードが攻め立てる。一旦バックを取り、リリースし後方から左フック。続いて右フックを被弾し、前方に崩れたジョンソンを見てついにレフェリーが試合を止めた。キャリア4連勝としたドワード、今後のWSOFフェザー級戦線で注目したい存在だ。