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【Glory19】復活ホルツケン、見られるかキック異次元対決×ダニエルズ戦?!

Holzken & Daniels【写真】水と油のようなスタイルの持ち主ホルツケンとダニエルズ、決勝での対戦は実現するか (C)GLORY

6日(金・現地時間)にバージニア州ハンプトンのハンプトン・コロシアムでGLORY19が開催される。メインイベントにGlory世界ヘビー級選手権試合、王者リコ・ヴァーホーベンがエロール・ジマーマンを据える今大会では、Glory世界ウェルター級王者ジョセフ・バルテリーニへの挑戦権をかけた4選手参加のトーナメントが行われる。

昨年6月のGLORY17で当時王者だったマーク・デボンテを下し、バルテリー二が王者として君臨するウェルター級だが、実力&実績No.1は今回のトーナメントに出場する同級1位のニキー・ホルツケンといっていいだろう。70キロから階級を上げて以降、Gloryウェルター級の顔として戦ってきたホルツケン。2013年12月、まだGloryでタイトルが制定される前に行われたウェルター級トーナメントでは現王者のバルテリーニを右フックで沈め、トーナメント制覇を成し遂げた。

当然、翌2014年1月の初代王座決定戦に出場する予定のホルツケンだったが、交通事故で肩を負傷して欠場。その後、一度は5月のGLORY16で王座決定戦に挑む発表があったものの、負傷が長期化したため、ここでもタイトル戦のチャンスを逃した。今回の挑戦者決定トーナメントはホルツケンにとって待望の復帰戦であると共に、悲願の王座獲得へ向けた戦いとなる。

初戦で対戦するのはランキング4位のアレクサンドル・ステクレンコ。カラット・カラペティアンやカリム・ガジに勝利した実績が光るが、近年は勝ち負けを繰り返しており、やや安定感に欠ける。至近距離でのフックを得意とし、バックスピンキックという飛び道具もあるが、ガード・ブロックの甘さも目立つ。強固なブロック&左フックのカウンターを持つホルツケンだけに、ステクレンコが距離を詰めて打ち合いに来れば、カウンターで打ち抜くチャンスが増えることになる。相性的にもホルツケン有利の試合と見ていいだろう。

ホルツケンがステクレンコ戦をクリアすれば、決勝でレイモンド・ダニエルズ×ジョナタン・オリヴェイラの勝者と戦うことになるが、ここではダニエルズとの対戦を見てみたい。

ダニエルズはケンポーカラテ6段、松濤館空手6段、テコンドー5段、チャック・ノリスが主宰したロープ無しキックのワールド・コンバット・リーグでは18連勝1NCという記録を残している米国マーシャルアーツ風キックの申し子。サウスポーに構えてサイドキックを多用するダニエルズは2013年10月のGLORYデビュー戦ではMMAファイターのブライアン・フォスターをスピニングヒールキックでKOして、大きなインパクトを残した。

ホルツケンが優勝したウェルター級トーナメントに出場したダニエルズはバルテリーニにローを効かされ、最後はハイキックでKO負け。キックボクシングで初黒星を喫したが、昨年5月、GLORY16でのフランソワ・アンバン戦では足を止めての打ち合いから右フックでダウンを奪うと、ジャンプして右のサイドキック→着地する前に左のバックスピンキックによるKOという離れ業をやってのけた。

ブロックからのパンチの返し・対角線コンビネーションを軸とする正統派ダッチ・キックボクシングのスタイルのホルツケンとは真逆に位置するダニエルズ。準決勝でスピード&手数で勝負するオリヴェイラ戦に勝利することが大前提ではあるが、決勝でホルツケン×ダニエルズの超異色対決が実現すれば、非常に興味深い試合になることは間違いない。

■ Glory19 対戦カード

<ウェルター級挑戦者決定トーナメント決勝/3分3R>
TBA
TBA

<Glory世界ヘビー級選手権試合/3分5R>
[王者]リコ・ヴァーホーベン(オランダ)
[挑戦者]エロール・ジマーマン(キュラソー/4位)

<ミドル級/3分3R>
ジョー・シリング(米国/1位)
ロバート・トーマス(カナダ/9位)

<ウェルター級挑戦者決定トーナメント準決勝/3分3R>
二キー・ホルツケン(オランダ/1位)
アレクサンドル・ステクレンコ(ロシア/4位)

<ウェルター級挑戦者決定トーナメント準決勝/3分3R>
レイモンド・ダニエルズ(米国/7位)
ジョナタン・オリヴェイラ(ブラジル/6位)

■ Superfight Series 対戦カード

<キャッチウェイト/3分3R>
ジェイムズ・ハーレー(米国)
セドリック・スミス(米国)

<ライト級/3分3R>
ジョシュ・ジョンシー(カナダ/11位)
マックス・バウマート(ドイツ/23位)

<ライト級/3分3R>
アンディ・リスティ(スリナム/1位)
スティーブ・モクソン(豪州/14位)

<ウェルター級/3分3R>
フランソワ・アンバン(カメルーン/11位)
スティーブン・リチャーズ(ジャマイカ)

<ライトヘビー級/3分3R>
ブライアン・コレッティ(米国/6位)
マイラン・デニス(米国)

<ヘビー級/3分3R>
エグザビアー・ヴィグニー(米国/16位)
エベレット・シムズ(米国)

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