【Glory03】クラウス、体調不良で欠場。代役は佐藤嘉洋に!!
【写真】Final8の欠場が決まったアルバート・クラウス。彼の不幸は佐藤の幸運となり、サニー・ダルベックと対戦することとなった(C) GLORY
開催まで2日に迫ったGLORY03 ROME「Final8」。8人制ワンナイト・トーナメントのGLORY WORLD SERIES 70kg Tournamentに出場予定だったアルバート・クラウスがインフルエンザのために欠場が決定し、代わりに佐藤嘉洋がトーナメント出場権を獲得、準々決勝でサニー・ダルベックと対戦することが決まった。
何が起こるか分からないのがワンナイト・トーナメントだが、そのオープニング・ベルが鳴る前に、思っても見なかった事態が起こった。第3シードのアルバート・クラウスがインフルエンザに掛かり、回復の見込みがないということで、独自のポイントシステムを持つGLORYでは、そのポイントにより補欠戦でジャバル・アスケロフと対戦予定だった佐藤の自動昇格が決定。1日(木・同)の夕刻にプレスリリースが配信された。
「ここ2日間、リカバリーできるかどうかクラウスの様子をモニタリングしてきた。そして、それが無理だと判断し、彼が試合に出ることは不可能で、ベッドで休んでいないといけなくなった」とマーカス・ルアーGLORY DMはプレスリリースにコメントを寄せている。
全くタイプの違うアスケロフとダルベックだが、佐藤は万に一つの可能性を信じ補欠戦に出場していたのだから、誰と戦おうが心の準備はできているはず。一方で、まだ21歳のダルベックは佐藤と比較すると戦績だけでも半分以下、ワールドクラスの対戦となる比較のしようがない。それでも、その若さゆえの瞬発力を佐藤がベテランらしく判断力で上回ることができれば、準決勝進出は濃厚だ。棚からぼた餅的な出場、ぼた餅を30万ドル(約2400万円)に変えるチャンスを掴んだ佐藤に、この追い風を受けてリングでも勝ち星を重ねてほしいものだ。
■Glory03 GWS 70kg Tournament組み合わせ
<GWS70キロT決勝/3分3R>
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
カイ・ホーレンバック(米国)
<GWS70キロT準決勝/3分3R>
シェムシ・ベキリ(スイス)
ダビッド・キリア(グルジア)
<GWS70キロT準決勝/3分3R>
ロビン・ファン・ロスマーレン(オランダ)
ティム・トーマス(英国)
<GWS70キロT準々決勝/3分3R>
佐藤嘉洋(日本)
サニー・ダルベック(スウェーデン)
<GWS70キロT補欠戦/3分3R>
ジャバル・アスケロフ(ロシア)
TBA
<GWS70キロT補欠選/3分3R>
ファビオ・ピンカ(フランス)
アレッサンドロ・カンパーニャ(イタリア)