【UFC153】自らケージに釘づけも、アンデウソンがボナーに完勝
<ライトヘビー級/5分3R>
アンデウソン・シウバ(ブラジル)
Def.1R4分40秒 by TKO
ステファン・ボナー(米国)
通常より二の腕が大きく感じられるアンデウソンは、前に出てくるボナーの動きをケージにそってかわすが、足を滑らせてしまう。すかさず組みついたボナーは、左の細かいパンチを繰り出すが、アンデウソンはヒザをボディへ。両差しとなったボナーに対し、ケージを背にして倒されないアンデウソンは、左ワキを差し返す。
左エルボーから小さなパンチを入れたボナー、アンデウソンは首相撲の態勢に。ヒザをついて腰をコントロールしようとしたボナーに対し、態勢を入れ替えたアンデウソンだが、ボナーが体を再び入れ替え、パンチを打ち込む。
ボナーが距離を取ろうとすると、ケージを背にして離れないアンデウソンは、打ってこいとばかりにノーガードで待ち受ける。ボナーの後ろ回し蹴りを避けたアンデウソンは、そのままケージ際から離れない。
ボナーのテイクダウン狙いを潰して、再びノーガードでケージの前で待ち受ける。ボナーのパンチには、さすがにガードをあげたが、残り1分を切ると、足払いでボナーのバランスを崩すと、距離を取って向かい合おうとしたボナーを追いかけ、パンチ2発から左ヒザを叩き込む。
この一発でヒザから崩れ、亀の態勢になったボナーにパウンドを落としたアンデウソン。ケージの前でのお遊びの時間がなければ、どれだけ短時間で勝負を決めることができたのだろうか――。再び強すぎる姿を見せつけると、試合後には、オクタゴンに入ってきたミノタウロ・ノゲイラと抱き合って喜びを爆発させた。