【HEAT34】要・要・要注目、手塚基伸×春日井健士の一戦。宇良がHEAT初出場!!
【写真】MMAPLANET的には大晦日の数々の興味深いカードにも引けを取らないと捉えている好カード、手塚基伸×春日井健士の一戦(C)MMAPLANET
21日(日)、神戸市東灘区神戸ファッションマート内アトリウムプラザでHEAT34が開催される。キックとMMAのミックスショーとしてIndy イベントをリードする名古屋発金網格闘技大会のHEAT、前回の福岡大会はリング使用となったが、今回はケージ使用に戻り、恒例となった神戸大会を開催する。
今大会のメインは昨年12月の東京大会で過酷なワンナイト・トーナメントを勝ち抜き、HEATキック・ライト級王者に輝いた皇治が、神戸凱旋を果たし韓国の強豪キム・ジンヒョクと対戦する。
MMAファンの注目はバンタム級戦、手塚基伸と春日井健士の対戦だろう。9月のHEAT33=名古屋大会で、デモリッション=DXFCチャンピオンの祖根寿麻、グラジエイター武士道王者の辻川凌平、そしてヒロ・ヤマニワらとともにGRACHAN MMAバンタム級王者として参戦した手塚は、このインディMMA王座統一戦というべきHETAバンタム級4人トーナメントを勝ち抜きベルトを巻いている。
一方、春日井は10連勝の後、VTJフライ級トーナメントに出場も、初戦で優勝した扇久保正博に敗れ涙を呑んでいる。その一方で、扇久保を最も苦しめた対戦相手として評価は高くなった。そんな春日井が階級を上げてチャンピオンの手塚と対戦する。ともに組技に強みを発揮するが、手塚はガチャガチャとした展開のなかで気がつけば寝技で自分の形に入るファイターで、春日井はしっかりと組んでテイクダウンからポジショニングを発展させるという風にタイプが違う。
関節を仕掛けながらポジションを進捗する手塚に対し、足を抜いてポジションを取りサブミッションを狙うという部分でも両者の違いが見て取れる。その一方で、両者揃って打撃が課題という共通項を持っている。共に課題の克服には務めているが、その打撃の局面でイニシアチブを握ることができた者が、自分の組に持ち込め有利な試合運びを見せることができるだろう。かたや元UFC&RFCファイターの手塚、春日井は元谷友貴、ユ・ジェナム、安永有希に勝利している実力者。やはりバンタム級という体重が気になるところだが、好勝負間違いない戦いになるだろう。
またLAから諸事情あって帰国した宇良健吾が、HEAT初出場。急遽出場の決まった出田貴大と対戦する。ウェルター級に階級も戻した宇良が──何度、こう称したか分からない──最後の勝負に出ることになる。
■ HEAT34対戦カード
<HEATキックルール・ライト級選手権試合/3分5R>
皇治(日本)
キム・ジンヒョク(韓国)
<ミドル級/5分3R>
チョ・フン(韓国)
エンリケ・スギモト(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
宇良健吾(日本)
出田貴大(日本)
<バンタム級/5分3R>
手塚基伸(日本)
春日井健士(日本)
<キックルール・スーパーヘビー級/3分3R延長1R>
楠ジャイロ(ブラジル)
キム・チャンヒ(韓国)
<キックルール・56キロ契約/3分3R>
小野剛史(日本)
虎之助(日本)
<バンタム級/5分3R>
ヒロ・ヤマニワ(ブラジル)
じゅん(日本)
<フェザー級/5分3R>
天草ストロンガー四郎(日本)
大道翔貴(日本)
<キックルール・‐58キロ契約/3分3R延長1R>
般若HASHIMOTO(日本)
TAISUKE(日本)
<HEAT NEW AGEライト級/4分2R>
玉木壽成(日本)
小川道的(日本)
<HEAT NEW AGEフェザー級/4分2R>
ハンセン三村(日本)
柴幹也(日本)