【UFC Fuel05】マヌワが強打を生かしてキングスベリーにTKO勝利
<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・マヌワ(英国)
Def.2R終了時 by TKO
カイル・キングスベリー(米国)
ナイジェリア出身、英国在住のハードパンチャー=マヌワもUFCデビューを同大会で迎えた一人だ。まずは左ローを見せたマヌワだが、続く左フックを空振りすると、バランスを崩しグランドへ。ガードからワキを差すマヌワに、キングスベリーはダースの機会をうかがいながらトップキープに徹する。ギロチンで絞り、ダースとのコンビネーションを見せるキングベリーは、ついにダースチョークの形へ。
左腕を深く差し入れて難を逃れたマヌワは、スタンドに戻ると強烈な左フックを打ち込む。蹴りから、右フック一発でダウンを奪ったマヌワ。スタンドで待ちかまえ、キングスベリーが起き上がったところでフライングニー、左フック、組みついてきたキングスベリーに左ヒザを入れ、アッパー、ボディアッパーと攻め続ける。
テイクダウン狙いを切って、スタンドに戻ったマヌワはブロックの上から左ハイ、左フックは空振りしたが右ストレートを打ち込む。目の周りを大きく腫らしたキングスベリーは、信じられないタフさを見せた。
2R、右ストレートをヒットさせたマヌワだが、キングスベリーはここでダブルレッグダイブでまさに起死回生のテイクダウンを奪う。ハーフからエルボーを落すキングスベリーだが、マヌワは潜りからスリープ、立ち上がってヒザを突き上げる。
すかさず組みついたキングスベリーが自ら距離を取ると、右ストレートから右アッパーを打ち込み、組みつかれてもヒザを突き上げる。離れてヒザを二発、フライングニー、左ハイを蹴り上げたマヌワ。キングスベリーのテイクダウン狙いに、ペルヴィアンネクタイを見せるも、これはすっぽ抜ける。
一瞬、気を抜いたのか立ち上がり際に組みつかれそうになったマヌワは、エルボー、アッパーを打ち込むも、またもダブルレッグでテイクダウンを奪う。キングスベリーはパスに成功し、サイドからエルボーを側頭部に見舞う。そのまま2Rが終了すると、キングベリーの左目は完全に塞がっていた。
ドクターはレフェリーに試合続行不可能を伝えた。マヌワはUFCデビュー戦で素晴らしい長所と、ちょっとした課題を残す試合でTKO勝ちを手にした。