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【SHOOTO BRAZIL】レオ・サントス、打撃で圧倒

(C)GONG KAKUTOGI17日(土・現地時間)、ブラジルMMA界の登竜門的大会=修斗ブラジルの第10回大会が、リオデジャネイロのドルフィム・ジムで行われ、ノヴァウニオンの新鋭たちが11試合中10試合に出場し、全て勝利を挙げた。

【写真】鋭いローキックを何度も見せたレオ・サントス (C) GONG KAKUTOGI

修斗ブラジル大会のプロモーターであり、名門ノヴァウニオンの総帥アンドレ・ペデネイラスが、打倒・北岡悟の急先鋒として、アピールを続けているレオ・サントスは、第9試合の70㎏級マッチに出場。ルタリーブリの名門RFT(ヘナヴァソン・ファイト・チーム)所属のダニーロ・ブラジリアと対戦し、ローキック+首相撲からのヒザで序盤からペースを握る。そのまま得意とする寝技になった直後にマウントを奪い、肩固めで一本勝ちを収めた。


寝技はもちろんとして、立ち技も習得しつつあるレオ。MMAでは2002年のプロ修斗参戦以来、7年振りの来日が実現することを期待したい。

(C) GONG KAKUTOGIこの他、メインに登場したグスタボ・シムは、ペドロ・パウロからなかなかテイクダウンを奪えない展開が続いたが、2R中盤にテイクダウンを奪うと、マウントパンチの連打でKO勝ちした。

(C) GONG KAKUTOGIこの他、注目の出場選手は、第7試合の65㎏級戦でアンドレ・テレレと対戦したジョニー・エドゥアウドだ。

99年と2000年に来日経験のあるエドゥアウドは、ノヴァウニオンの姉妹ジムといっていいアカデミア・ボクセタイで打撃を磨き、ノヴァでグラップリングの習得に励んできた。試合はやや荒いが、両者が積極的に前に出る展開となり、最後はエドゥアウドが右のパンチ2連打でKO勝ちを手にしている。

(C) GONG KAKUTOGIまた、現在のブラジル立ち技格闘技界で、最高のストライカーの一人に挙げられているファイトCo&ノヴァウニオン所属のるマルロン・モライーは、アンドレ・ホウベウテと対戦。モライーは鋭いローやパンチで攻め、ホウベウテのテイクダウン狙いをカット。トップを奪うと、強烈なパンドでTKO勝ちを収めた。

なお同大会は、アカデミア・ボクセタイ所属のウィル・ヒベイロが、オートバイ事後で大けがを負い、収益金の全額が治療費として手渡された。

■修斗ブラジル10、 主な試合結果

<メインイベント83㎏/5分3R>
グスタボ・シム(ブラジル)
Def.2R2分48秒/マウントパンチ
ペドロ・パウロ(ブラジル)

<第9試合70㎏/5分3R>
レオ・サントス(ブラジル)
Def.3R3分15秒/肩固め
ダニーロ・ブラジリア(ブラジル)

<第7試合65㎏/5分3R>
ジョニー・エドゥアウド(ブラジル)
Def.2R2分11秒/TKO勝ち
アンドレ・テレレ(ブラジル)

<第4 試合65㎏/5分3R>
マルロン・モライー(ブラジル)
Def.1R3分22秒/TKO勝ち
アンドレ・ホウベウテ(ブラジル)

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