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【RFC19】福田力、急所に蹴りが入りノーコンテストに

Fukuda def Lee Dool-Hee【写真】会場の雰囲気に煽られたか、福田はかなり殴り合いモードになっていた(C)MMAPLANET

<ミドル級/5分3R>
福田力(日本)
NC.2R1分29秒
イ・ドルヒ(韓国)

サウスポーの福田の右ローに対し、イ・ドルヒが右を合わせようとする。福田の右に右を返すイ・ドルヒが、ワンツーを振るう。福田は右フックを入れ、イ・ドルヒの右フックの直後にテイクダウンに成功する。肩固めを狙った福田。イ・ドルヒが腰を押すが、福田は再び肩固め+マウント狙いへ。自ら技を解いた福田は右のパウンドを落とす。ケージ際で立ち上がるイ・ドルヒにパンチをまとめた福田は、ケージ中央でダーティボクシングへ。イ・ドルヒは右フックを返し、さらに右ストレートを放つ。

右ローを受けてバランスを崩した福田だったが、シングルでドライブしテイクダウン。右のパンチを入れ、ケージ際で亀になったイ・ドルヒに右のパンチを打ち込む。立って胸を合わせたイ・ドルヒは、フックの振りが大きい。回り込んで左ストレートを入れた福田に対し、イ・ドルヒもヒザ蹴り、下がりながら左フックを見せる。首相撲からヒザを入れ、フックの応酬でも打ち負けなかった福田が初回を取った。

2R、右ジャブを伸ばす福田。さらに左ストレートを入れ、シングルレッグへ。ここはイ・ドルヒが耐えると左ミドルを入れる。上体が乱れてきたイ・ドルヒの右ローと、福田の右前蹴りが交錯。この前蹴りがイ・ドルヒの急所に当たってしまう。最初は立っていたイ・ドルヒだったが、すぐに座りこみ顔をしかめる。その後、一度は立ち上がるも、またしゃがみこんで四つん這いに。再び背中を付けたイ・ドルヒにドクターチェックが入る。この時点で2分が経過したが、とにかく症状の回復を待つという選択しかないようだ。5分が経過しても、状況は変わらない。結局、アクシデントから8分20秒が過ぎたところで試合は再開となった。

福田は左ローから右ジャブ、シングルへ出ると、殆ど戦意を失っていたように写っていたイ・ドルヒが、これを切って左フックを見せる。福田は再び、組んでケージにイ・ドルヒを押し込む。イ・ドルヒの右ヒザと同時に、右ヒザを突き上げるとこれも急所へ。股間を押さえて倒れ込んだイ・ドルヒ、試合は再び中断されるが、どう見ても速攻は不可能だ。結局それから4分後にノーコンテストが告げられ、福田は2度、四方に頭を下げケージを下りた……。

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