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【OFC05】ライト級アジアの頂点へ、フォラヤン地元で落せない一戦

2012.08.30

Folayang

【写真】思い切った打撃と、絶妙な間合いの取り方が魅力のエドゥアルド・フォラヤン。フェリペ・エノモト戦をクリアすれば、来年にはアジアンMMAファン待望の青木真也戦も実現に向かうか? (C) MMAPLANET

明日31日(金・現地時間)にフィリピンはマニラのスマート・アラネタコロシアムで行われるONE FC05「Pride of a Nation」。アジア最大級のイベントには、地元フィリピンから注目のファイターが出場する。

フィリピンの散打ナショナルチーム、元高校教師という肩書を持つエドゥアルド・フォラヤンは地元のMMAプロモーション=URCCから、ONE FCの前身といえるマーシャル・コンバットを経て、ONE FCの旗揚げ戦のクォン・アソル戦で一躍、存在感を露わにしたファイターだ。

腰が強いストライカーは、思い切り踏み込んでパンチや蹴りを放つことができ、またオーソでありながら抜群のタイミングで左のカウンターを打てるのがフォラヤンの強味だ。ローや散打流ともいうべきサイドキックを得意とする一方で、間合いをコントロールするだけでなく打ち合いに応じることからプロモーターの信頼も厚い。

つまり抜群の距離感を持つ一方、ただでさえ低いガードを、取ることを忘れたように打ち合うため、顔面にパンチを被弾するケースも少なくない。今年1月のURCCにおけるワドソン・テイシェイラ戦でもよもや――というシーンがあったばかりか、3月のオーレ・ローセン戦では打ち気なところで、カウンターのテイクダウンを決められている。

今回の対戦相手のフェリペ・エノモトは6勝4敗だが、まさに相手の隙をついた攻撃に長けているクレバーなファイターだ。ONE FCではエース=ゾロ・モレイラに敗れているが、2月にはローレンをリアネイキドチョークで下している。母国凱旋試合ながら、ハードな対戦相手が当てられたフォラヤン、タイトル制定が決まったONE FCの頂点に立つには落とすことができないエノモト戦になる。

■ONE FC05「Pride of a Nation」対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
グスタボ・ファルシローリ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
フェリペ・エノモノト(スイス)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
ティム・シルビア(米国)

<フェザー級/5分3R>
エリック・ケリー(フィリピン)
ジェンス・パルヴァー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ホーレス・グレイシー(ブラジル)
トニー・ボネロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
イーゴー・グレイシー(ブラジル)
チャ・ジョンファン(韓国)

<バンタム級/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)

<ミドル級/5分3R>
グレゴー・グレイシー(ブラジル)
ニコラス・マン(豪州)

<ウェルター級/5分3R>
フィル・バローニ(米国)
ホドリゴ・ヒベイロ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ミッチ・チルソン(米国)
シャノン・ウィラチャイ(タイ)

<フェザー級/5分3R>
ホノリオ・バラリオ(フィリピン)
アンドリュー・ベニビ(フィリピン)

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