【Special】モンテ・コックスはどう思う? JJの対戦拒否
UFC151「Jones vs Henderson」がイベントごとキャンセルされるという、前代未聞の事態に発展した。ジョン・ジョーンズのチェール・ソネン戦の対戦拒否問題について、MMAPLANETではファイターや関係者にそれぞれの意見を尋ねてみた。
「○○はどう思う、JJの対戦拒否」。第13弾は1990年代からファイターのマネージメントとエクストリーム・チャレンジのプロモーター業に関わり、この世界の酸いも甘いも知り抜いているモンテ・コックスの考えをお届けします。
モンテ・コックス
「こういう問題は正しいも間違いもない。答えは永久に見つからないだろう。グレッグ・ジャクソンは計量の1週間前に対戦相手が代わったことによって、リスクを犯したくなかった。ダン・ヘンダーソンもチェール・ソネンもレスラーだけど、ソネンはサウスポーでよりテイクダウンを重視しているタイプだ。きっと、ジョン・ジョーンズがソネンと戦うには準備期間が短いと感じたんだろう。
一方、プロモーター側からすればチャンピオンには、高額のファイトマネーを支払っているんだし、組織を助けるためにも立ち上がって欲しかっただろう。なんせ、ジョン・ジョーンズには相当な額を支払っているのだからね。私がマネージメントするリッチ・フランクリンの対戦相手が、カン・リーからヴァンダレイ・シウバに変更されたときは、ちょうどカン・リー戦のためのキャンプの真っ最中だった。
タフな要求だったけど、フランクリンは常にUFCのためにベストを尽くしてきた。文句の一つも言わずに、対戦相手の変更を彼は受け入れたよ。UFCはジョン・ジョーンズにも同じ対応を期待していたんだろうが、今回はそうはならなかったんだ」