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【UFC149】プレリミの注目は、パンチのリベラ×逆転のデローム

Rivera

【写真】TPFで見せたボクシング力をUFCでも発揮できるか。フランシスコ・リベラの試合は弱いアンダーカードのなかで注目だ (C)JEFF SHERDOG

カナダはアルバータ州カルガリーのスコシアバンク・サドルドームで、21日(土・現地時間)に開催されるUFC149「Faber vs Barao」。とにかく対戦カードの変更が目立った当大会。一度は口頭合意に至ったが正式契約とはならず、ONE FCに出場を決めたビビアーノ・フェルナンデスのUFCデビュー戦、その相手を務める予定だったのがロランド・デロームだ。

TUF14出身のデロームは、ハウス入り直後の準々決勝でTJ・ディラショーに敗れたもののフィナーレ大会でデビューを決め、ジョシュ・ファーガソンに勝利、5月のFOX大会ではカナダ人対決となったニック・デニス戦でも白星を挙げ、2試合連続の一本勝ちと結果を残している。

ビビアーノに代わりデロームと対戦するフランシスコ・リベラはWEC&UFCで連敗を喫しリリースされた後、TPFで連勝を飾り、TPFバンタム級王座決定戦出場が決まっていたもののアズマット・ガジモフ欠場の穴を埋めるために5月のFuel大会でオクタゴン復帰、アレックス・ソトをパンチで圧倒し、判定勝ちを収めている。

リベラのパンチ力はUFCバンタム級戦線でも注目に値する力を秘めている。長いリーチからジャブを散らし、組んでくる相手にアッパーやボディへのヒザ、下がったところでKOパワーのあるストレートを放っていく。派手さはないが、やるべきことをやるという少し陰を感じる職人肌だ。

Delorme【写真】劣勢を跳ね返す力を持つロランド・デローム、劣勢にならない力があるのかも見極めたい(C)GONGKAKUTOGI

一方のデロームはTUF14セレクションが最下位だったが、前述したように現在までUFC2連勝中で、2試合とも劣勢を挽回しての一本勝ちとなっている。打撃で効かされてなお、相手の攻めに乗じパンチを打ちこむという、アゴが強いのか、弱いのか掴みどころのないデロームだが、仕留めに掛かったときのフィニッシュ能力は非常に高い。

一発のあるリベラに対し、デロームがまた粘り腰を見せるのか。対戦カードの変更の結果、弱いプレリミになっても、この2人のファイトは見逃せないところだ。

■UFC149「Faber vs Barao」全対戦カード

<UFCバンタム級暫定王者決定戦/5分5R>
ユライア・フェイバー(米国)
ヘナン・ベラォン(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ヘクター・ロンバード(豪州)
ティム・ブーシュ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ショウン・ジョーダン(米国)
シーク・コンゴ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイムス・ヘッド(米国)
ブライアン・エバーソール(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マチュー・リデル(米国)
クリス・クレメンツ(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
コート・マクギー(米国)
ニック・リング(米国)

<バンタム級/5分3R>
ロランド・デローム(カナダ)
フランシスコ・リベラ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・ペロッシュ(豪州)
ライアン・ジーモ(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
ミッチ・ギャノン(カナダ)
ブライアン・キャラウェイ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダニエル・ピネダ(米国)
アントニオ・カルバーリョ(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ミッチ・クラーク(カナダ)
アントン・クィバネン(フィンランド)

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