＜バンタム級／5分3R＞
ローラン・デローム（カナダ）
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
エドウィン・フィゲロア（米国）

パンチから組みついてテイクダウン、フィゲロアが立ち上ったところでバックに回ったデローム。そのままグラウンドでバックマウント状態となり、フィゲロアの動きに合わせてマウントへ。さらにマウントを返されそうになったところで三角絞めを仕掛けたデロームだが、ここはフィゲロアが凌いでパウンドを落す。

足を効かせようとするデロームに構わずパウンドを連打するフィゲロア。ダメージの蓄積が心配されたデロームだが、足関節からリバーサルに成功してトップを奪い返す。サイドからレッグドラッグの状態でパンチを入れたデロームは、再びバックマウントへ。右足をフックされたフィゲロアは、ディフェンスが困難だ。フェイスロックから強引に絞めるデロームはパンチに切り替え、腹這いを狙う。残り10秒でうつ伏せにさせたデロームがパンチを連打するも、フィゲロアは耐えきった。

2R、デロームのローシングルを切り切れないフィゲロアはバックを許し、再び寝技に持ち込まれる。ガードを取ったフィゲロアはクローズドガードへ。と、ここでフィゲロアが三角絞めへ。立ち上がったデロームは全体重を掛けて肩を抜いてエスケープ。足払ってパスに成功したデロームは、しっかりとバックマウントへ。フィゲロアもリバーサルし粘りを見せ、デロームの三角狙いを潰していく。トップを取ったフィゲロアは、ここでも重いエルボーとパンチを繰り出す。

三角狙いのデロームの足を払い、右のパウンドを連打するフィゲロア。ワキをすくい、反応したフィゲロアにシングルを仕掛けて立ち上がったデロームが、またもバックに回りグラウンドへ持ち込む。バックマウントで2R終了を迎えたデロームだが、ポイント的には計算できないラウンドとなった。

最終回、フィゲロアが左フックから右アッパーを振るうも、デロームは気が付けば組みついてバックに回り込んでバックマウントの状態を取っている。立ち上がってもバックは取り続けるデロームだったが、フィゲロアが前方に振り落し、残り3分で試合はスタンドへ。

デロームのテイクダウン狙いを切ったフィゲロアが左フックを打ち込む。さらにアッパーを見せたフィゲロアだったが、ここにテイクダウンを合わされてしまう。ギロチンを抜けられたフィゲロアは、サイドを取られる。ワキを差し、亀の態勢になるとデロームは待っていましたとばかりにバックマウントを狙うも、フィゲロアが胸を合せてトップを奪取。

右のパウンドを思い切り振るうフィゲロア、パンチを受けながらシングルに出たデローム。目まぐるしい上下の入れ替えが見られた一戦は、ここでタイムアップに。判定でデロームに凱歌が挙がった。

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