＜バンタム級／5分3R＞
マット・ホバー（米国）
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
アーロン・フィリップス（米国）

左を振るったフィリップスに対し、組み合いからホバーがケージに押し込みワンツーを放って離れる。フィリップスは左ロー、そして左ストレートをサウスポーの構えから繰り出す。ホバーが組んでテイクダウン、腕十字狙いを防ぎ三角も頭を引抜く。フィリップスは再度、トライアングルを仕掛け、これに対応したホバーがパス狙いへ。フィリップスの蹴り上げにパスを合わせたホバーは左エルボーを落す。ヒップエスケープから足を戻したフィリップスは、またもアップキックの際にパスを許してしまう。足を戻すフィリップス、結局立ち上がることはできずパウンド&エルボーを受けて初回を失った。

2R開始直後、ダブルレッグでテイクダウンを奪ったホバー。フィリップスの立ち上がり際にバックを取る。シングルを狙うフィリップスを潰し、パンチからホバーがバックに回る。ヒザを入れたホバーに対し、フィリップスもヒザをボディに返す。フィリップスは続いて左ヒザをボディに入れ、首相撲からヒザを連打する。サウスポー同士の打撃戦は、ヒザが効いたかホバーの動きが落ちている。左ストレートを打ち込んだフィリップスが、左フックに負けず首相撲からヒザ、アッパーを入れる。ホバーもエルボーを入れ、距離を取るとダブルレッグへ。ここで蹴り上げにパスを合わせたホバーが、鋭い左のパンチを落す。最後は左右のパウンドをまとめてラウンドを取った。

最終回、ここもダブルレッグを決めたホバーがトップを奪取。フィリップスは淡泊に背中をつけ過ぎる。両者が立ち上ってヒザの応酬を見せると、またもホバーがテイクダウン。ここは立ち上がることを選択したフィリップスだったが、すぐにケージに押し込まれた状態が続き、このラウンドだけでも3度目のテイクダウンを取られる。完全に動きを制圧されたフィリップスはパスを嫌がり、亀から立ち上がるも反撃の時間は残されておらず、タイムアップに。結果は3-0でホバーが判定勝ちした。

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