【OFC04】伯対決。馬・在住エスコバルが泰・在住プレシャデスを破る
<ウェルター級/5分3R>
マルコス・エスコバル(ブラジル)
Def.3R1分05秒 by アナコンダチョーク
ホドリゴ・プレシャデス(ブラジル)
クアラルンプールでBJJの指導をし、この試合のためにブラジルに帰国。ノヴァウニオンでジョゼ・アルドらとトレーニングを積んできたエスコバル。この試合がMMA初戦となる柔術黒帯の相手は、同じくブラジル人のプレシャデスでMMAキャリアは2勝0敗、タイ在住のプレシャデスも元をただせばノヴァウニオン所属で、同門対決となる。
左を伸ばすプレシャデスに、右のフックから左を伸ばすエスコバル。組みついたエスコバルは首相撲からヒザ、バランスが崩れるとギロチンを掛けながら引き込む。首を取られた状態でサイドを取ったプレシャデス。エスコバルが足を戻してガードからエルボーを打ち込む。
立ち上がり際に顔面を蹴り上げられそうになったエスコバルだが、すかさずテイクダウンに成功してハーフからエルボーを打ち込む。ワキを許さないプレシャデスはディープハーフから潜ろうとするが、エスコバルがヒザを落としパスに成功する。エスコバルがマウントを狙ったところで腰を押し、ブリッジから立ち上がったプレシャデスだが、直後にダブルレッグでテイクダウンを許してしまう。
潜りを潰されたプレシャデス。エスコバルがマウントへ。エスコバルがパウンドを落としているところで初回が終了した。
2R、プレシャデスが遠い距離からハイを繰り出すも、パンチで前に出たエスコバルが組みついて、ケージに押し込む。ここでエスコバルの放った左のヒザ蹴りがプレシャデスの急所を直撃し、インターバルが与えられる。椅子に座って回復に努めたプレシャデスは試合再開に応じる。
すぐに右を伸ばしたプレシャデスに対し、エスコバルも右をカウンターで打ち込み、ダブルレッグへ。プレシャデスをケージに押し込み、再びヒザを見せるエスコバル。そのヒザを抱え上げようとしたプレシャデスだが、タイミングが合わない。残り2分30秒でブレイクが命じられ、試合はスタンドで再開する。
疲れの目立つ両者、荒い打撃戦のなかプレシャデスの右がエスコバルを捉える。バランスを崩したエスコバルを踏みつけ、鉄槌からマウントを狙ったプレシャデス。エスコバルがブリッジからスタンドへ戻る。打撃戦の間合いで、足を滑られたプレシャデスが引き込む。組みついて立ち上がろうとしたところで、エスコバルのヒザ蹴りがヒットし、再び寝技の展開に。
マウントを奪ったエスコバルは、左右のパウンドとエルボーを落とす。鉄槌を落とし、パンチの連打を受けるプレシャデスだが、残り10秒の合図が聞こえたのか、腰をクラッチしにいく。盛り返したエスコバルが、2Rも制した。
最終回、プレシャデスがテンカオを見せるも、エスコバルは組みついてすぐにテイクダウンに成功する。ハーフガードからワキを差してきたプレシャデスにアナコンダチョークを時間をかけて仕掛けたエスコバルは、ここでタップを奪い一本勝ちを手にした。