【OFC04】イッサのローとテイクダウン、トップキープに今成完封負け
<バンタム級/5分3R>
レオナルド・イッサ(ブラジル)
Def.判定3-0
今成正和(日本)
3月に続きONE FC出場となった今成。まずはイッサが左ローを見せる。オーソの構えから右ハイを繰り出した今成に対し、イッサは右ローを蹴り込む。左フックから左ローを繰り出すイッサを誘う今成は、スピニングバックフィストから右ローを放つ。ローを連続するイッサは、組み合う素振りは見せず、今成のスピニングバックフィストをブロックすると、ローを放った。
すると、イッサの左フックを受けた今成が尻もちをついてガードを取る。パウンド、エルボーを入れるイッサの手を引き寄せた今成は、イッサのエルボーをしっかりとブロックする。足を下げて、足関を警戒するイッサはエルボーを連続するが、クリーンヒットはない。イッサはトップをキープし、1Rを戦い終えた。
2R、ローを続けるイッサに対し、今成は大きく踏み込んで左フックを放っていく。左ジャブを伸ばし、右ローで今成からスリップダウンを奪ったイッサ、寝技には移行しない。右ミドルと、蹴りの高さが上がってきたイッサは、冷静に今成のスピニングバックフィストをかわし、確実にローを続ける。構えを変える今成。ローのダメージは?
今成の蹴りが急所をかすめ、試合が一時中断。再開後、今成のフックにイッサがダブルレッグを合わせテイクダウンに成功する。左ヒジから右パンチを落としたイッサにバタフライガードの今成は、殆ど仕掛けが見られない。イッサがここで立ち上がると、試合はスタンドに戻り、イッサは今成の左フックをカウンターで待ち受け、試合は最終ラウンドへ。
今成はサイドキックを見せるも、イッサはバックステップでかわし、3Rもローを軸に攻める。細かいスイッチを繰り返す今成は、組みつきにいき、フライングキックから着地したところで右フックを受ける。間合いを外してから前に出る今成は左を伸ばすが、ここで再びテイクダウンを許す。足をうかがうと、すっと後に左足を引いたイッサ。足関節への警戒心は薄まっていない。
残り90秒となり、イッサは自ら立ち上がり、直後にダブルレッグを決める。足に触れにいった今成の上体を殺し、またもスタンドに戻るイッサ。連続してテイクダウンを仕掛けるも、今成がスプロール。しかし、残り試合時間30秒でガードを強いられてしまう。パウンドを落とすイッサに、仕掛ける隙を見つけられなかった今成は、ここで試合終了のゴングを聞いた。
ジャッジの裁定は3-0でイッサを支持。「この試合のために1月から練習してきた。チャトリ、全てのタイ人コーチ、ブラジル人のトレーニングパートナーに礼を言いたい。今成の足関節対策は毎日練っていた」と勝者は語った。