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【M-1】暫定王者ガーナー、グジェニシュビレ下し統一ヘビー級王者に

2012.06.22

<M-1ヘビー級選手権試合/5分5R>
ケニー・ガーナー(米国)
Def.3R終了時 by TKO
グラム・グジェニシュビレ(グルジア)

暫定ヘビー級王者のガーナー、対するグジェニシュビレは11勝0敗のM-1ヘビー級王者だ。試合開始直後にシングルレッグでテイクダウンを奪ったグジェニシュビルは、パウンドを落とし、すぐにバックマウントへ。リアネイキドチョークの状態に入るが、ガーナーが前方に振り落す、

ハーフを取ったグジェニシュビルに対し、ガーナーは右側へパスガード。袈裟固めのように首を固めるガーナーだが、グジェニシュビレ一度腹這いになって抜け出す。グジェニシュビレは、遠い距離からテイクダウンを狙い、腹這いになるとガーナーのパウンドを受ける。さらにサイドからアームロックを仕掛けられ、マウントを許す。

ガーナーは自らサイドに戻り、アームロックも解くが左のパウンドを落とし、トップをキープする。ギロチンの態勢に入るグジェニシュビレだが、サイドコントロールを許していては取り切れない。残り10秒にパウンドを集中させたガーナーが初回を取った。

2R、グジェニシュビレ右ローを2発蹴り込むと、ガーナーがバランスを崩す。それでもパンチを打ちながら前に出るガーナーだが、グジェニシュビレに倒され立ち上がろうとしたところで、バックを許す。両足をフックしたグジェニシュビレは1R序盤と同じようにリアネイキドチョークを仕掛けるも、首をテコに前方に落とされる。ガーナーも初回と同じようにパスからアームロックへ。腕が決まらないと見ると、パウンドに切り替える。パス、パウンド、そしてアームロックのコンビネーションで攻めるガーナーだが、残り30秒でレフェリーがブレイクを命じる。

スタンドでも右のフックを振り回したガーナーが、2Rも優勢に試合を進めた。3R、パンチで前に出るガーナーにグジェニシュビレもパンチを返すも、頭が下げ気味になる。ガーナーの左にダブルレッグを合せたグジェニシュビレがクリーンテイクダウンに成功する。ガードからパウンドを落とすグジェニシュビレは、腰を上げ体重を掛けたパウンドへ。ブリッジで暴れるガーナーの動きを利用し、マウントに入ったグジェニシュビレは、腕十字。体を回転させて逃れたガーナーが、ここでトップを奪った。残り2分、サイドに回ってガーナーはまたもアメリカーナを仕掛けていく。

トップをキープした時間の経過を待つようなガーナーだが、残り30秒でレフェリーがブレイクを命じ、試合はコーナー際で殴り合いに。コーナーを背にしたグジェニシュビレは、頭を抱えてガーナーのパンチを受けるようになる。そのままキャンバスに崩れ落ちたグジェニシュビレ。最後はテイクダウンを潰されパンチを受け続ける。3R終了のゴングに救われた形になったグジェニシュビレだが、試合続行は不可能に陥り、ガーナーが新(=統一)M-1ヘビー級王者に輝き、プーチン大統領の祝いの言葉を受けた。

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