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【HEAT33】手塚参戦、バンタム級インディ統一戦!!

Motonobu Tezuka【写真】HEATバンタム級王座決定トーナメントに出場が決まったGRACHAN MMAバンタム級王者の手塚基伸(C)MMAPLANET

1日(金)、9月7日(日)に愛知県名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開催されるHEAT33。同大会で行われるHEAT総合ルールバンタム級初代王座決定1dayトーナメント、最後の一枠に手塚基伸が出場することが決まった。

名古屋発キック&MMAのケージイベント=HEAT、その初代バンタム級王座を決める4人制トーナメントは、手塚の出場でまさに日本インディMMAバンタム級王座統一戦の様相を呈することとなった。これまでに出場が決まっていた3名は祖根寿麻、辻川凌平、そしてヒロ・ヤマニワの3選手。

【写真】グラジエイター武士道バンタム級王者の辻川は4月にRFCデビュー。マウントパンチから腕十字を極めている(C)RFC

【写真】グラジエイター武士道バンタム級王者の辻川は4月にRFCデビュー。マウントパンチから腕十字を極めている(C)RFC

HEATを主戦場にする祖根は、本家の活動停止後も関西のMMAを底辺から支えてきたDEMOLITION=DXFCバンタム級王者で、辻川はインディ中のインディ=Gladiatorの育成レベル王座=グラジエイター武士道バンタム級チャンピオン。この両者はHEAT30で対戦して、辻川が2R0分56秒TKOで祖根を下している。

その後、辻川はRFC KOREA03に出場し、コ・ヨンソクを腕十字で下し、韓国初陣で一本勝ちを果たしている。一方、祖根はというとHEAT31で同トーナメントに出場するヒロ・ヤマニワにローを効かせながら攻めきれず、テイクダウン&ポジションで判定負けを喫し連敗中だ。ヤマニワといえば、パンクラスで石渡伸太郎に善戦をするなど、柔術ベースの戦いで9勝3敗の戦績を残してきた。

【写真】DXCFバンタム級チャンピオンの祖根。ホームで進退が掛かった一戦となるか(C)MMAPLANET

【写真】DXCFバンタム級チャンピオンの祖根。ホームで進退が掛かった一戦となるか(C)MMAPLANET

辻川同様、韓国RFCに出場経験もあり、バンタム級王座決定トーナメントに出場(※ソン・ミンジョンに敗退)している。対戦相手という部分で祖根&辻川を上回る経験値を持つヤマニワだが、ここに手塚が加わるとなると本命から対抗へと、赤鉛筆でつける印を変えざるを得ない。7月に中村謙作を破りGRACHAN MMAバンタム級王座についたばかりの手塚。

元UFCファイターの参戦により、DXFC、グラジエイター武士道、GRACHANという国内独立系、現役バンタム王者3人が揃い踏みとなる。リザーバーとして、じゅんの参戦も決まった同トーナメント。対戦カードの発表は後日となるが、辻川×祖根、ヤマニワ×祖根はどちらも祖根からすればリベンジ戦となるが、勝者側からすると一度は勝った相手であり、やはり元メジャーの手塚の首を両者とも初戦から狙いたいところだろう。

【写真】Revelsでキックにも挑戦しているヒロ・ヤマニワ。手塚との目まぐるしいグラップリング戦の展開なるか(C)MMAPLANET

【写真】Revelsでキックにも挑戦しているヒロ・ヤマニワ。手塚との目まぐるしいグラップリング戦の展開なるか(C)MMAPLANET

特に柔術とはまた違った極め系のグラップリングを使いこなす手塚と、柔術にムエタイを取り入れてMMAにアジャストを計るヤマニワの対戦は、非常に興味深い。

いわばインディMMA統一王者というべきHEATバンタム級チャンピオン決定戦。日本MMA界の横のつながりに変化が起こるのか、他階級の戦い、そしてチャンピオンのその後も含めて、しっかりと結果を見届けたいトーナメントだ。

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