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【TUF15】第8週:ユライア攻勢、オグルが最後の準々決勝進出者に

Ogle vs Rio

【写真】左アッパー、左ジャブでマイク・リオの前進を止めたアンディ・オグルが最後の準々決勝進出を決めた (C) UFC

2日(金・現地時間)にFX TVで中継されたTUFシーズン15第8週。シーズン1を思わせるゲームは、マシンガンを使用し大きな爆発が起こるド派手なもの。参加ファイターでなく、コーチ・チャレンジと謳われたドミニク・クルーズとユライア・フェイバーの対決は、シリーズの勢いそのままユライアが逆転勝ちした。

<ライト級/5分2R>
アンディ・オグル(英国)
Def.2R4分19秒 by リアネイキドチョーク
マイク・リオ(米国)

シリーズ序盤にヒザを負傷したリオだが、ドミニクによると経過は良好で、最大の武器であるテイクダウンからトップを奪えば勝てると踏んでいる。蹴りを中心に調整するオグルに対し、リオ自身も「2Rはない」と公言し、この日のライブファイトに臨んだ。

遠い間合いからアッパーを打ち込み、テイクダウンを警戒するオグル。リオはジャブを伸ばすも、オグルの左を受けてテイクダウンにつなげることはできない。オグルは距離を取りながら、左ジャブを伸ばしプレッシャーを与えていく。

前に出るところにジャブ、左フックを受けるリオは、続いて左ジャブに左アッパーを合わされる。ステップがドタバタしてきたリオだが、残り2分半となったところで、一気にダブルレッグでテイクダウンを奪うことに成功する。

尻もち状態から、ケージを背にしたオグルはバックを譲らず立ち上がる。組んだ状態でヒザを突き上げたリオだが、逆にボディにヒザを受け、距離を取り直したオグルのパンチでバランスを崩す。

左右のステップから一転、踏み込んだオグルがワンツーをヒットさせる。残り30秒、右を打ちこんだオグルにリオが、再び組みついて尻もちをつかせたところで1Rが終了した。

2R、左右のパンチを振るいながら前にでるオグルに、リオの右がヒットする。さらに左を伸ばすリオが組みついて、オグルをケージに押し込む。距離を取ったオグルを追いかけるリオが、足を滑らせる。軸を失いつつあるリオに、オグルの左インサイドローがヒットする。ガードが下がり気味のリオは、渾身のシングルレッグを決めるも、オグルはすぐにケージ際に移動する。

ここでオグルの右腕を払ったリオが、背中をつけた対戦相手にパウンドを連続で落とし、一気にバックに回り込む。両足をフックしたリオだったが、オグルが胸を合わせてトップを奪取。インサイドから左のパウンドを効果的に落とすオグル。リオはギロチンから捲りを見せるも、その跳ねた足を利用してオグルがパスに成功する。

パンチからバックに回ったオグルが、逆に両足をフックしリオの背中を伸ばす。残り1分、完全に背中が伸びたリオにパンチを落としたオグルが、リアネイキドチョークへ。直後にリオがタップすると、オグルは喜び勇んでケージの外へ。ユライアの「ケージに戻れ」という声を受けて、オクタゴンに戻ったオグルは「マイクのテイクダウンを止めることができれば勝つことができると思っていた。でも、これはMMA、マイクのパンチは強かった。彼を尊敬している」と語った。

オグルの勝利で、イリミネーション・ラウンド全8試合が終了し、チーム・ユライアが5勝3敗で勝ち越し。ここでモニターにより明日開催のUFC on FOX03のためニュージャージー州イーストラザフォードのIZODセンターを訪れているダナ・ホワイトと中継がつながり、彼の口からクォーターファイナル戦は、ジェイムス・ヴィッグ×ジョー・プロクター、ジャスティン・ローレンス×マイケル・ヒエサの2試合が行われることが発表された。

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