【出稽古紀行US】10:日沖発@ラグター大(02)ラマス戦について――
【写真】ヒカルド・ラマス戦が決定した日沖発。「次戦は7月か8月に戦いたい」とう水垣偉弥とヒソヒソ話?? (C) MMAPLANET
25日(水・現地時間)、ニュー・ブランズウィックにあるラグター・カレッジでレスリングの練習をした日、ズッファから日沖発が6月22日にリカルド・ラマスと戦うことが正式発表された。
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――奇しくも、同日にリカルド・ラマス戦、アトランティックシティで6月22日に行われる試合が発表されました。
「米国に来る前には、合意に至っていたので正式オファーはその少し前ですね」
――ラマスの印象を教えていただけますか。
「スタンド、打撃も含め立ち技が強いです。ミドルを効かせてパンチだとか、ハイキックも蹴ることができますし、KO勝ちもあります。まぁ、今の流行のレスラー上がりのトータル・ファイターという感じですよね。打撃、テイクダウン、ギロチンという技が主体の。
【写真】ヒカルド・ラマスは、WECとUFC通算戦績6勝2敗。レスラー上がり、打撃も切れるが、ブラジリアン柔術も茶帯。弱いはずがない相手だ(C) GONGKAKUTOGI
マーク・ヘンリーさんが、相手がテイクダウンに入りにくくなるフェイントなど指導してくれたので、これから磨いていきたいです」
――ダナ・ホワイトが、『日沖は世界戦まであと1試合挟みたいと言ってきた』と記者陣に語りました。つまり、世界戦への打診はあったということが明らかになりました。
「ダナが、本当ですか(笑)。正式かどうか分からないですが、7月のカルガリー大会でどうだろうという話はもらったんですけど、こちらの気持ちとして、まだ経験を積みたいということは代理人の方を通して返答しました。ただ選択肢が世界戦しかないなら、戦うのが筋だとは思っていました」
――いずれにせよ、この試合で勝てばタイトル挑戦になる――という青写真が完全に描かれていることになります。
「それは頭には入れていますが、ラマスは強豪なので集中しないと。そこに勝てば――という前提はあっても、とにかくラマス戦に勝ってからの話なので」
――分かりました。あと、3日になった米国出稽古の旅、ケガのないよう頑張ってください。
「ありがとうございます。頑張ります」