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【LFC08】開催地&対戦相手変更も、川那子にチャンス大

2012.03.27

Kawanago香港ベースのアジアンMMAプロモーション=レジェンドFCの大会が、30日(金・現地時間)に香港のアジアワールド・エキスポで開催される。1年2カ月ぶりの香港大会は、イベント開催前から波乱に満ちた振替興行となった。

【写真】対戦相手に加え、大会開催地まで変更された川那子だが、持ち味を発揮すれば王座戴冠の可能性は高いか…… (C) LFC

LFC08は当初の予定ではインドネシアのジャカルタで開催され、地元を代表するMMAファイター=フランシア―ノ・チルタと日本の川那子祐輔の間で、初代LFCフェザー級王座決定戦が行われるはずだった。

しかし、大会開催まで2週間となった15日に急遽、香港に開催地が変更されることが決定。この前週に腹痛を訴えたチルタが、急遽、盲腸の手術を行い、試合出場がかなわなくなり、メイン出場の地元ファイターを失ったLFCは、ジャカルタでの開催を断念(※7月第2週に延期)することに。

敵地でメイン出場予定だった川那子、王座決定戦はそのまま行われ、対戦相手が中国のジ・シャンに変更された。ジ・ジャンはキャリア8戦8勝のグラップラー、その全てが1Rで試合を極めており、先週末24日(土・同)に中国の重慶で行われたRUFF(Ranik Ultimate Fighting Federation)出場し、腕十字で1R一本勝ちをしたばかりだ。


Ji Xian【写真】下になることを厭わない、ジ・シャン。立力で勝負するタイプではないが、散打出身という点は軽視できない (C) MMAPLANET

LFC07のレオナルド・デラルミーノ戦を見る限り、ジ・シャンはリングで柔術を戦っているような組み技ファイトを展開する。となれば、打撃を全面に押し出す川那子は、スタンドはもちろんのこと、特に寝技でガードからの極めに注意し、パウンドで削っていけば十分に勝機が広がるだろう。

また、香港へ開催地が替わったことでメインに当確したLFCライト級選手権試合では、昨年10月に王座を獲得したジャバンダ・ナラントンガラグがナム・イチョルの挑戦を受ける。

Narantungalag【写真】ワールドクラスのライト級ファイター、ジャダンバ・ナラントンガラグが王座初防衛戦に挑む。打撃+組みの強さは、世界レベル (C) LFC

前王者エイドリアン・パンとの王座決定戦に敗れているナム・イチョルは、元スプリットMCウェルター級王者で、過去2戦はRFCで戦い連勝中、12月にはONE FCベテランで香港在住の南アフリカ人ファイター=ヴィシール・コロッサを判定で下している。

打撃系を相手にしたときは、テイクダウン中心の組み立てをするナム・イチョルだが、極真出身、モンゴル相撲も習得しているナラントンガラグは『打』とともに『組』も強いファイター。王者有利と予想されるメインイベントだ。

■LFC08対戦カード

<LFCライト級選手権試合/5分3R>
[王者]ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)
[挑戦者]ナム・イチョル(韓国)

<LFCフェザー級王座決定戦/5分3R>
川那子祐輔(日本)
ジ・シャン(中国)

<ライトヘビー級/5分3R>
悠羽輝(日本)
サム・ブラウン(ニュージーランド)

<ウェルター級/5分3R>
中村K太郎(日本)
キム・フン(韓国)

<ライト級/5分3R>
ウ・ハオティアン(中国)
ダニエル・フッカー(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
粕谷雄介(日本)
ソン・ウンシク(韓国)

<フェザー級/5分3R>
ウ・チェンジェ(中国)
レオナルド・デラルミーノ(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ヤゾル・アブラシ(フィリピン)
ダナア・バットゲレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ゾ・ナムジン(韓国)
オウグスチン・デラルミーノJr(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
アレックス・リー(香港)
テーレンス・チャン(香港)

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