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【WEC37】計量終了、王者トーレスは50戦目に臨む

2008.12.03

(C)ZUFFA開催を明日12月3日(水・現地時間)に控えたWEC37『Torres vs Tapia』の公開計量が2日(火・同)に行われた。同大会のメインで世界バンタム級王座防衛戦に挑むミゲール・トーレス、そして挑戦者のマニー・タピア、日本から参戦となる高谷裕之、田村彰敏の両名も無事、計量をパスしている。

【写真】王者ミゲール・トーレス(左)、バーファイトから積み重ねたキャリアはついに50戦目。世界の頂点を賭けてマニー・タピアを迎え撃つ (C) ZUFFA

WECの発表よると、この二度目の王座防衛戦がキャリア36戦目となる王者トーレス(33勝1敗)だが、デビュー直後にバーや道場ファイトを繰り返しており、本人によるとこの試合が50試合目(48勝1敗)になる。27歳のベテランに対するタピアは、キャリア11戦10勝1分という戦績の28歳だ。


メキシコ系米国人対決、両者ともメキシカン・フラッグをモチーフにしたウェアを着こむタイトル戦。王者トーレスが、ムエタイ流打撃と故カーウソン・グレイシー最後の愛弟子として卓越したグラウンドワークを誇るのに対し、タピアはミレニアム柔術所属ながら、倒れないで殴るボクサータイプ。

MMA人気が定着する以前から、このスポーツに取り組んできた王者と、根付き始めてから戦うようになった挑戦者では、同じ柔術ベースでも明確にスタイルの違いがある。攻めの柔術=トーレス、エスケープのための柔術といえるタピア、ともにWECの人気が出るまで日の目を見る機会がなかった対戦だが、王者の経験が大きく挑戦者を上回る。

とはいえ、先のユライア・フェイバー×マイク・ブラウン戦で起こったフェザー級王者交代劇に見られるように、急激にレベルの上がったバンタム級戦線では、過去の戦績はそれほど当てにならないかもしれない。24時間を切った両者の対戦。日本時間では木曜午前11時ごろ、雌雄を決する戦いのホーンが鳴る。

■公開計量の結果は以下の通り

<WEC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
ミゲール・トーレス:134ポンド(60.7キロ)
マニー・タピア:134ポンド(60.7キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ボーウルズ:135ポンド(61.2キロ)
ウィル・ヒベイロ:136ポンド(61.6キロ)

<フェザー級/5分3R>
田村彰敏:145ポンド(65.7キロ)
ヴァグネイ・ファビアーノ:146ポンド(66.2キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョセフ・ヴェナビデス:135ポンド(61.2キロ)
ダニー・マルチネス:136ポンド(61.6キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョニー・ヘンドリックス:171ポンド(77.5キロ)
ジャスティン・ハスキンス:169ポンド(76.6キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マーク・ムニョス:205ポンド(92.9キロ)
ヒカルド・バロス:205ポンド(92.9キロ)

<フェザー級/5分3R>
ディエゴ・ヌン:146ポンド(66.2キロ)
コール・プロヴァンス:146ポンド(66.2キロ)

<ライト級/5分3R>
バート・パラジェンスキー:155ポンド(70.3キロ)
アレックス・カラレキシス:156ポンド(70.7キロ)

<フェザー級/5分3R>
高谷裕之:146ポンド(66.2キロ)
カブ・スワンソン:145ポンド(65.7キロ)

<ライト級/5分3R>
シェーン・ローラー:156ポンド(70.7キロ)
マイク・バドニック:155ポンド(70.3キロ)

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