【2nd East Japan JJ】怪物レアンドロ・ロが東日本選手権出場!!
【写真】世界柔術2階級、そして3連覇制覇のレアンドロ・ロが日本で柔術大会に出場することが決まった。MMAファンにとっては、ノーギの試合もぜひ見てみたい ところだが……(C)MMAPLANET
2日(水)、20日(日)に東京都板橋区の小豆沢体育館で開催されるJBJJF主催第2回東日本柔術選手権(第8回全日本キック柔術選手権&第3回全日本ノーギ柔術選手権共催)に、今年の世界柔術ミドル級優勝レアンドロ・ロが出場することが連盟関係者より明らかにされた。
1989年5月11日生まれ、25歳になったばかりのロは10年前にサンパウロのソーシャル・プログラムの一環で、シセロ・コスタの下で柔術を始めた。すぐに頭角を表したロだが、IBJJF主催の世界柔術がリオからカリフォルニアに開催地を移したことで、アダルト色帯では大舞台を経験することはなく、ブラジルで行われていたローカル組織のトーナメントで結果を残し続けてきた。
2009年からブラジル国内最大のトーナメント=ブラジレイロにおいて茶帯で2年、黒帯で2年連続で優勝すると、2012年にワールドプロでセルソ・ビニシウス、マイケル・ランギを破ったことで(準決勝でルカス・レプリに敗退)知名度が上がり、ようやく世界柔術への遠征も可能になった。その後は2012年&2013年にライト級優勝、今年は前述したようにミドル級で優勝しており、同時にプロ柔術トーナメント=コパ・ポジオでも道着&ノーギで快進撃を続けている。ライト級&76キロ以下、ミドル級と自らの階級ではレプリ戦の敗北以降、ワールドプロでタンキーニョ、ノーギワールドでドゥリーニョという世界王者経験者を相手に、黒星は僅か2つしか献上していない。
【写真】下も上も上手くて強い。道着もノーギも上手くて強い。P4Pの一人レアンドロ・ロの実戦を見られる大チャンス到来だ(C)MMAPLNAET
下からはスパイダーガード&片足をフックして決める鉄壁のヒザ裏フック・スパイダー・スイープ、上を取ればトレアーダパス&ニースライドパスも鉄板の強さを誇る。間違いなく現在、ブラジリアン柔術界に置いて最強の一人であるレアンドロ・ロは12日(土)東京武道館、13日(日)愛知県武道館、18日(金)Tokyo Physical Space、21日(月・祝)墨田区総合体育館と、「破壊之作法」ジャパン・ツアーと題した柔術セミナーツアーを行う。その合間をぬっての東日本選手権出場。現時点でワンマッチ的なスーパーファイト出場、もしくはトーナメント出場かははっきりしていないが、できることならばトーナメントで階級&アブソルート、そして併催されるノーギ・トーナメントにも出場し、鉄壁&鉄板の動きを披露して欲しいところだ。
とにかく現役黒帯世界王者の実戦が日本で見られる機会は限られている。柔術愛好家、そしてグラップリング・ファンだけでなく、そのニースライドパスはMMAファンにも必見だ。
【JJ globo】に見る、レアンドロ・ロの軌跡
2013年11日10日 ワールド柔術エキスポ ×ジェイク・シールズ
2013年9月8日 コパ・ポジオ スーパーファイト ×クラウジオ・カラザンス