【Glory LMS】リベンジ達成でレヴィンがミドル級Tを制す
【写真】勝負を決めたレヴィンのスピニングバックフィスト。ダウンを喫したシリングは挽回ならなかった(C)James Law/GLORY Sports International
<ミドル級ワールドT決勝/3分3R>
アルテム・レヴィン(ロシア/1位)
Def.3-0:29-26, 29-26, 29-26
ジョー・シリング(米国/2位)
レヴィン×シリング、昨年9月にシリングが勝利し大金星と言われた顔合せで、トーナメント決勝は行われる。左から右フックを打ちこむレヴィン。シリングのワンツーをかわしたレヴィンは右ロー、シリングもローを返す。続くシリングの前蹴りに左フックを伸ばすレヴィン。シリングのワンツーにレヴィンがスピニングバックフィストを合わせると、シリングがダウン。立ち上がったシリングに左右のフックを連打で入れるレヴィン、シリングも持ちこたえたが、左フックを受けそうになってヒヤっとするシーンが続く。終了間際に思い切り右オーバーハンドを放ったシリング、当然初回は落すこととなった。
2R、レヴィンのスピニングバックフィストをブロックしたシリング、同じ手は2度と食わないとばかりに前に出る。組み合いにブレイクが掛かり、距離が離れるとレヴィンの右ボディフックがシリングにヒットする。左ジャブが交錯し、下がるシリングはレヴィンの左フックを被弾する。レヴィンは左ボディを続け、シリングの前蹴りはブロックする。左ボディに反応させてスピニングバックフィストを見せるレヴィンだが、ここはシリングもしっかりと見ていた。
最終回、前に出てくるシリングに左右のフックを入れるレヴィンは、続いてボディフックへ。両者3試合目、クリンチが多くなる中レヴィンが左ジャブを伸ばす。シリングのスピニングバックキックは当たらず、サウスポー同士の構えからも組み合いに。そして両者オーソになると、レヴィンが左フックを振るう。残り1分、なんとレフェリーはレヴィンのクリンチにペナルティを与える。試合はそのまま動きなくタイムアップへ。結果はそれでもジャッジ3者とも29-26でレヴィンを支持し、リベンジを果たすと同時にミドル級Tを制した。