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【UFN42】高地決戦、体力の消耗が激しい中ベノワが判定勝ち

2014.06.08

<ウェルター級/5分3R>
ランス・ベノワ(米国)
Def.3-0:30-27, 29-28, 29-28
ボビー・ヴォルカー(米国

サウスポーのベノワが、右から左を伸ばす。右ローを変えるヴォルカーが、続いて右ミドルを蹴りこむ。ケージにヴォルカーを押し込んだベノワは左腕を差し上げ、両ワキを差すもテイクダウンには至らない。ヴォルカーは左ジャブから前に出るが、ベノアが逆に左ミドルを決める。ミドルを蹴り合った両者、ヴォルカーはパンチを打つと頭を下げる傾向がある。ベノワの左ミドルで動きがやや止まったヴォルカー、ベノワは続いて左を打ち込む。

両足が揃ってしまったヴォルカーに組みついたベノワは、シングルレッグでテイクダウン。そのまま背中をマットにつかせて左のパンチを連続で入れる。左エルボーを落とし、パスに成功したベノワはアメリカーナへ。これは極まらなかったがサイドをキープして左エルボーを続ける。ヴォルカーはハーフに戻し、ブリッジで上を取るも直後にタイムアップとなり、初回はベノワのラウンドとなった。

2R、右を振るって前に出るヴォルカー、ベノワは左ボディを返す。左側に回りヴォルカーの間合いを外そうとするベノワは、左ハイをヒットしダブルレッグで組みつく。テイクダウン狙いの最中にバランスを崩したベノワが尻餅をつくも、ヴォルカーは反応しない。そのままケージ際での組み合いが続き、レフェリーがブレイクを掛ける。

右フックを振るい前に出るヴォルカーに対し、ベノワが左エルボーを見せるがかなり動きが落ちている。ヴォルカーは右ストレートを打ち込み、ベノイのテイクダウン狙いを潰す。残り1分、ベノワの三角狙いを潰し、アームロックにも対処したヴォルカーがスコアをイーブンとしたか。

最終回、インターバル中の様子を見る限り、両者疲れが目立つ。ベノワは左ミドル、ヴォルカーは左フックから左ストレート、組んでボディへのヒザを入れる。ケージにヴォルカーを押し込んだベノワは、ギロチンを防いでアンクルピック。ヴォルカーは立ち上がると首相撲からのヒザ蹴りで、自らバランスを崩してしまう。ここで組んでいったベノワ、ヴォルカーは起き上がりスタンド&打撃の間合いに。

両者、完全にガスアウト状態で動きが鈍い。高地アルバカーキでのファイトにスタミナをロスし、思考能力も落ちたか、ケージにベノワを押し込んだヴォルカーは反り投げを潰され下になる。ブリッジでも上を取れず、マウントを許したヴォルカー。残り90秒、ベノワはマウントをキープしながら、エルボーを落す。アメリカーナは極まらなかったが、バックとマウントを行き来しながらトップを取るベノワに対し、ヴォルカーは再びブリッジで上を取り返す。ベノワは三角絞め、腕十字を狙い、パウンドをよけながら試合終了の時を迎えた。結果、ポジションで優位に試合を進めたベノワが3-0の判定勝ちを手にした。

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