【UFN42】セルジオ・ペティス、しっかりと慎重に判定勝ち取る
<バンタム級/5分3R>
セルジオ・ペティス(米国)
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
ヤオツィン・メザ(米国)
足を使いながら左ジャブを伸ばすペティス弟、セルジオ。メザは右ローを蹴り、セルジオが左ミドルを返す。右ジャブから左ミドルを蹴るとオーソに構えを変えるセルジオが鋭い右を振るう。セルジオは後回り蹴りを見せるも、距離が合わない。間合いの計り合いが続くなか、残り90秒を切る。互いに自分の距離を取れないなか、メザは右アッパー、セルジオは右ストレートを放つも、共に当たりは浅い。メザのテイクダウン狙いを切ったセルジオ、右ストレートは届かない。続いてカポエイラ蹴り&後ろ回し蹴りと印象点稼ぎに出たか。
2R、左ジャブから鋭い右ローをセルジオが入れる。初回より短い距離を取るセルジオは左ジャブを入れると、左右にステップを使う。メザはダブルレッグを防がれ、狭まった間合いでジャブからストレートとパンチを被弾するシーンが少しずつ増えてくる。それでも慎重な戦いを続ける両者。そのなかでもセルジオの右ローの当たりが良い。
残り2分、セルジオは右ロー、左ジャブから右ストレートを伸ばす。メザの右ミドルをキャッチし、右ストレート、離れて右ハイをセルジオが決める。シングルに出たメザにパンチを連続で入れたセルジオは、今度は右ミドルへ。メザが右を返したところで2Rが終り、セルジオのラウンドとなった。
最終回、セルジオは左ローから右前蹴りと構えを変えながら入れる。さらに左右へ大きくステップを踏み、メザの前進に合せて左ジャブ、右ストレートを決める。後ろ回し蹴りをレバーに決めたセルジオ。メザはダブルレッグを簡単に返されると、距離を詰めた打撃戦を所望するように前に出る。セルジオは付き合わず、左ジャブを多用する。
シングルレッグからケージに押し込み、ダブルレッグとのコンビネーションでしっかりとトップを取ったメザは、トップからなかなか破壊力のある攻撃を仕掛けることはできない。最後はセルジオがオモプラッタを仕掛け、スラムしたところでタイムアップ。大人しい展開のまま試合は終了し、セルジオの判定勝ちとなった。