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【OFC16】厳しいレベルの一戦、ハリスがスプリットで判定勝ち

2014.05.30

<85キロ契約/5分3R>
ニキ・ハリス(マレーシア)
Def.2-1
ブラッド・ロビンソン(米国)

サウスポーに構えるロビンソン、ハリスの右ローに右フックを合わせる。そのまま組んでハリスをケージに押し込む攻防が続いたが、残り3分でブレイクが掛かり、両者が分けられる。距離が近づく右フックを放ったハリス、カウンター狙いのロビンソンが足を使う。ハリスは思い切り右ストレートを伸ばすが、これもかわしたロビンソン。ハリスの左ジャブを受けたロビンソンは、ローが交錯してからも前に出続ける。ハリスは下がりながら右ローを入れ、さらに左ロー。組んできたロビンソンを突き放して左ローを入れる。ロビンソンの右フック、ハリスが右を返したところで初回が終了した。

2R、ハリスのローに前に出るロビンソン。互いに手数が少なく、一発打って離れるというハリスにロビンソンが組みついていく。離れ際に右エルボーを放ったロビンソン、間一髪かわしたハリスが間合いを取る。肩で息をするようになったハリスは、左ジャブから右を伸ばすが距離が合わない。それでもロビンソンの前進に右を合わせたハリスだが、一発で試合の流れを掴むことはできず、口が開き気味になって下がる場面が目立ってくる。ハリスの左フックが頭を掠めたもののロビンソンは構わず前に出ていく。

左ストレートを打ち込んだロビンソン、続く前進にハリスの右ヒザがモロに急所を捉える。そのまま前方に突っ伏したロビンソン。仰向けになって寝転んだままのロビンソンは苦悶の表情を浮かべている。試合が再開するとロビンソンがワンツーから前に出る。狙い過ぎの一発が交錯した両者、パンチのモーションが大きくクリーンヒットが極端に少ないまま試合は最終ラウンドへ。

最終回、手数が少ないまま1分経過。右ハイを放ったハリスが、顔を歪める。足を負傷したようなハリスは、左フックを見せるが蹴りが無くなる。左フックを振るったロビンソンだが、ここも手数は少ないままだ。右のキックを出せなくなったハリスに対し、その後足を攻撃することができないロビンソンは組みついてケージへ。続くロビンソンのシングルレッグも頭の位置が高く、ハリスが距離を取り直す。離れて左ストレートをヒットさせたロビンソン。さらに左をロビンソンがヒットさせ、ハリスの拳が空を切るばかり。プレリミとしても、かなり厳しいレベルの両者の対戦はスプリットとなり、ハリスに凱歌が挙がった。

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