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【OFC16】地元ラーマンが2年8カ月振りのファイトで逆転勝利

2014.05.30

<フライ級/5分3R>
ラディーム・ラーマン(シンガポール)
Def.2R2分40秒by TKO
レイモンド・タン(マレーシア)

2011年9月以来、2年8カ月振りの実戦復帰となったシンガポールのラーマン。長身のタンが左ローから右ストレートを伸ばす。タンは前蹴りや左ジャブで間合いを取り、右アッパーを打ち込む。尻餅をついたラーマンはパンチを被弾しながら立ち上がり、組みついていく。ケージにタンを押し込むも、距離を取りなおすとタンは右から左を打ち込み、左ハイがラーマンの顔面を捉える。この蹴りをキャッチしそこなったラーマンは組んでいくも、エルボーを顔面に受ける。ラーマンは引き続きクリンチに出るが、レフェリーが両者を分ける。

打撃戦のさなかラーマンはタンの右フックにダブルレッグを合わせテイクダウンへ。すぐにタンはリバーサルで上を取り返しエルボーを落す。スタンドに戻った両者、ラーマンが接近戦でパンチを連打する。距離を取り直し息を整えるラーマンに対し、タンも口を開き気味になり、序盤ほどパンチに切れが無くなる。アゴが上がり気味のタンに、ラーマンも落ち着きを取り戻し自分の戦いができるようになって初回を戦い終えた。

2R、ダブルレッグから組んでタンをケージに押し込んだラーマン。腰をコントロールして後方にテイクダウンを奪うと、サイドをそのままとる。バックに回ろうとするラーマン、タンはガードを取るもエルボーの連打を顔面に受ける。動きが鈍くなるタンに、ラーマンがパンチとエルボーを続けるとニーインベリーへ。マウントになったラーマンは左右のパンチを連打、レフェリーが試合をストップしラーマンが逆転TKO勝ちを手にした。「ケガをしても、イヴォルブMMAがプッシュしてくれて、モチベーションを保ち続けることができた。イヴォルブ・ファミリーに感謝している」とラーマンは語った。

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