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【UFN40】スモルカのスクランブルを制したカリアソのギロチン

2014.05.11

<フライ級/5分3R>
クリス・カリアソ(米国/10位)
Def.2-1:29-28, 29-28, 28-29
ルイス・スモルカ(米国)

サウスポーのカリアソが、まず左ミドルを見せる。前に出て右ミドルを放つスモルカ、蹴り足を取ったスモルカが足払いを狙う。ケージにカリアソを押し込んだスモルカが、時間を掛けて腰をコントロールしていく。左腕を差し、コントロールを許さないカリアソ。スモルカの体落としを防いだカリアソが、巧みなテイクダウンディフェンスを見せる。体を入れ替えたカリアソは、右エルボーを入れて距離を取り直す。

ワンツーから右ハイ、さらに左ストレートから右エルボーとカリアソがコンビネーションを駆使する。スモルカは再度、カリアソをケージに押し込むもテイクダウンできず、ヒザとボディを連続で放っていく。低くしゃがみシングルレッグに出たスモルカに対し、カリアソはニンジャチョークで首を捻っていく。一度はマットに背中をつけたスモルカが立ち上がったところで初回が終わった。

2R、右フックから左の蹴りで距離をつめたカリアソ。組んだスモルカが、背中を預けて投げを狙うもバックマウントを許してしまう。前方にカリアソを落したスモルカ、スクランブルの強さを見せるとトップをキープする。スモルカのエルボーに対し、カリアソは三角絞めから腕十字へ。体を捻って起き上がったスモルカが、再びカリアソをケージに詰めていく。ケージ際の攻防が続き、幾度となく体を入れ替える両者。結着はカリアソの小外掛けによるテイクダウンだった。

残り2分、起き上がってパウンドを落すカリアソは、スモルカの立ち上がり際にヒザを入れる。スモルカの左に、ワンツーを打ち込んだカリアソが打撃戦でも攻勢に出る。スモルカのダブルレッグにギロチンを合わせたカリアソ、がぶりに切り替え、続いてニンジャチョークへ。背中をつけたスモルカは、タイムアップに救われた。

最終回、左ボディストレートなどパンチで優勢のカリアソは、スモルカが勢いよく前に出てくるところで右フックを入れる。さらに左のカウンターから左ローを蹴り込むも、スモルカも意地のテイクダウンに成功する。オモプラッタを防いだスモルカが、スクランブルのなかでマウントを奪取。フックガードに戻したカリアソはオモプラッタから、動きのなかでシングルに移行し、最後は立ち上がる。首相撲からヒザ蹴りを突き上げたスモルカに対し、カリアソは左を差す。カリアソの小手投げから、両者が立ち上り打撃戦へ。パンチをヒットさせたスモルカだったが、ローを蹴られバランスを崩してしまう。

スモルカは右ローを受けながら、右フックでカリアソをふらつかせる。残り30秒、ワキを救って投げを狙ったカリアソは、そのままスタンドに戻ってもパンチを入れて危なげなくタイムアップを迎えた。ジャッジの裁定は分かれたが、カリアソのスプリット判定勝ちとなった。

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