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【UFC172】跳びヒザ一閃、ビールがハイライトリールKO

2014.04.27

<バンタム級/5分3R>
クリス・ビール(米国)
Def.2R1分51秒by KO
パトリック・ウィリアムス(米国)

TUFシーズン18メンバーのビールと、ケイン・ヴェラスケス、ライアン・ベイダー、CB・ダラウェイらを輩出しているアリゾナ州立大レスリングクラブ出身のウィリアムス。オクタゴン初陣同士の対戦はウィリアムスの遠い位置からの左ジャブで始まった。ローから前に出るウィリアムスにビールが思い切り右フックを振るっていく。続く接近戦ではビールの右フックにウィリアムスの右ヒザが急所を直撃してしまう。そのままバックに回り込んでRNCを仕掛けたウィリアムスだが、レフェリーが両者を分けて試合は一時中断へ。

再開後、ウィリアムスは踏み込んで右ロー、そのまま追いかけるように左ストレートを伸ばす。遠い距離から踏み込んで攻撃を仕掛けるウィリアムス。接近戦で打撃を受けると必死の形相で間合いを外す。直後に、これも遠い距離から飛び込んだウィリアムスがテイクダウンを決める。すぐに立ち上がったビール、右の蹴りをキャッチされ右パンチを放つも2度目のテイクダウンを奪われる。ビールは尻をずらして立ち上がると、ウィリアムスは遠い距離のキープを試みる。徹底的に接近戦を避けるため、逃げの姿勢が強調される終盤となった。

2R、ビールが距離を詰め、ウィリアムスが右ワキを差して組みつくもヒザをボディに受ける。低い姿勢のテイクダウン狙いのフェイクから、右ハイを見せたウィリアムス。インターバル中に「滑る」とセコンドに伝えていたが、足元を気にする。明らかに動きが落ち、同時に攻撃の勢いもなくなったウィリアムスがケージを背にする。前に出たビールは、跳びヒザ蹴り一閃。顔を背けたウィリアムスは、この一撃をモロに顔面に受け昏倒しビールのKO勝ちとなった。

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